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サイズ: W19 × D14 × H9.5cm
状態: 良好。下記もご確認ください。

 


 

フランス、クレイユ窯で19世紀初頭に作陶された器。

18世紀以前から「Écuelle (エキュエール = フランス語特有の平たいボウルの名称)」として親しまれた伝統的なカタチの耳付きスープ用カップ。本来は受け皿や蓋付きだったものかもしれませんが、単体での慎ましくて上品な佇まいが、とても魅力的です。

18世紀末頃のフランスの古いファイアンス窯のカタログを見ると、こちらの器と同じフォルムのことが、ほかのクラシックなフォルムのそれに対するかたちで「ヌーヴェル (=新しい) フォルム」というふうに表現されています。また同時代の別の窯のカタログを見ると「ギリシャ風の耳付きエキュエール」と書かれていることもあります。18世紀末〜19世紀初期、工芸はもちろん、建築から彫刻などさまざまな分野で、古代ギリシャの意匠や形状を規範として興った芸術運動、新古典主義の影響下で生まれたデザインであることが分かります。

ファイアンス フィーヌ = 上質陶器と呼ばれる、貴族を顧客に作陶されていたこの時代のクレイユ窯ならではの、吸い込まれるような美しさと気品をお楽しみください。

 

> Creil (クレイユ)

1797年、ファイアンスリー (ファイアンス陶器窯)、クレイユはアイルランド出身のパリの実業家ロバート・ブライ オライリー (Robert Bray O’Reilly) なる人物が、クリスタルのガラス製造から事業の転換をするかたちで開窯しました。以後窯は、19世紀半ばにはモントローと合併しクレイユ エ モントローとなる等さまざまな変遷を経ながらも、19世紀末まで街の一大産業として栄えました。

クレイユとしての作陶は、1819年にクレイユの工場の所有者だった人物が買収したモントローと正式に合併をしクレイユ エ モントローとなる1840年までです。
時代としては、貴族を中心としたごく限られた人々を顧客としていた時期と重なることもあり、クレイユの陶器からは、ファイアンスフィーヌ = 上質陶器と呼ばれる当世の器にしかない気品や色気を感じることができます。

 

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