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サイズ: カップ 約φ5.5 / ステム φ7 × H15cm
状態: 250年前のガラスとして、大変良好な状態です。

 


 

ごく古手の美しい骨董品。フランス革命前の1750年代頃、ルイ16世治世期(或いはルイ15世治世期かもしれません)にボヘミアンガラスに影響を受けて作られた、当時流行のステム付きグラスです。

市民社会台頭前、貴族を中心としたごく僅かな人々のみしか嗜むことができなかった時代の工芸物は、フランスのアンティークマーケットでも常にガラスのショーケースの中に鎮座し、高値で取引される存在です。

型を用いた手吹き成形。

絶対王権化のヨーロッパの地平でこそ生まれた貴族的な意匠を纏いながらも、上品で静かな空気感。
眺めているだけで幸せになれます。

割れや欠け、ガラスの曇りはなく時代を考えると極上な状態です。在庫2点のうち1点に、成型時にできたごく僅かな削げがありますが、ぱっと見では分からないくらいのもので、美観を損なうものではありません(一覧写真6枚目)。

現代に1700年代という空気感を伝えてくれる、魅力的な骨董品だと思います。

 

 

この時代のガラスは、1800年代以降に比べればごく少量生産です。当時のフランスのガラスの産地としては、バカラの創業地としても有名なロレーヌ地方やノルマディー地方、或いは南フランスの街モンペリエが有名です。

 

> 手吹きガラス

フランスでは主に19世紀末頃まで作られていた手吹きガラス。ガラスの製法には様々ありますが、この時代の手吹きガラスには、もっとも古いガラス製法である宙吹きという手法が主に用いられています。吹き竿の先に溶けたガラスをつけ、息を吹きこみ、空中で、風船のようにガラスをふくらませて形作りを行う製法です。

あるいは金型を用いてカタチを整える場合には型吹きという製法が用いられることもあります。この技法は19世紀半ば以降に発展し徐々に機械による型吹きがメインとなっていきますが、手作業(手吹き)による型吹きガラスには、機械を用いた成型とは異なり気泡や揺らぎといった表情があります。

仕上がりの雰囲気ははそれぞれですが、どのガラスにも手吹きならではの魅力的な個体差があります。

19世紀末までフランス各地の村の大・小さまざまなガラス工房で手吹きのガラスが作られていました。しかしガラスの製造は「手工業」から「機械工業」へ移行していき、小さなガラス工房は20世紀初頭に姿を消してしまいました。手吹きのアンティークガラスには、今は失われてしまった手工業文化の一端を垣間見ることができます。

 

販売価格(税別)
¥16,500
売切れ
Stock:0点