<Shopping Information>

サイズ: 約φ11 (口径部分 8.5) × H26.5cm
状態: 良好です。この時代の手吹きガラスならではの揺らぎがごく魅力的です。

 


 

1900年代前後に作られた薬局用のガラスポット。

当時、人々の日常の中で使われていたことを感じさせてくれる大らかな用の器。
宙吹き成形によるガラスの揺らぎが存分に味わえる一品です。

フランスアンティークとしては定番のフォルムの1つですね。
縦に長く、口の部分が窄んだデザインは花を生けるのにぴったりです。

職人の匂いと、安心感のあるさりげないデザイン。
お店でもサイズさまざまに何度仕入れながらも、ふと気がつくと旅立っている。そんな存在です。

古いガラスらしく多少の小傷はございますが、曇りやカルキ汚れはありません。一覧写真4枚目の擦れは成形時のものです。総じて美観を損なう点はなく、ごく良好な状態のアンティークだと思います。

 

 

> 手吹きガラス

フランスでは主に19世紀末頃まで作られていた手吹きガラス。ガラスの製法には様々ありますが、この時代の手吹きガラスには、もっとも古いガラス製法である宙吹きという手法が主に用いられています。吹き竿の先に溶けたガラスをつけ、息を吹きこみ、空中で、風船のようにガラスをふくらませて形作りを行う製法です。

あるいは金型を用いてカタチを整える場合には型吹きという製法が用いられることもあります。この技法は19世紀半ば以降に発展し徐々に機械による型吹きがメインとなっていきますが、手作業(手吹き)による型吹きガラスには、機械を用いた成型とは異なり気泡や揺らぎといった表情があります。

仕上がりの雰囲気ははそれぞれですが、どのガラスにも手吹きならではの魅力的な個体差があります。

19世紀末までフランス各地の村の大・小さまざまなガラス工房で手吹きのガラスが作られていました。しかしガラスの製造は「手工業」から「機械工業」へ移行していき、小さなガラス工房は20世紀初頭に姿を消してしまいました。手吹きのアンティークガラスには、今は失われてしまった手工業文化の一端を垣間見ることができます。

 

販売価格(税別)
¥13,000
Stock:1点