menu

Column / Item Column

メネシー、控えめな18世紀的フランスの感性

 

18世紀中庸、1738〜1765年頃。ルイ15世治世下、シャンティイ、サンクルーと並び、フランス革命前のパリで王侯貴族の心を喜ばせたメネシー・ヴィルロワの軟質磁器。

地図(Click!

古手の軟質磁器には、主要顧客の嗜好ゆえ、絢爛華美な多彩の器も多いですが、柿右衛門様式による伊万里焼き、或いはドイツ、マイセン磁器の伝統に倣い、少数ながら作陶された藍絵単彩の器が、個人的には、古色と現代的な風通しの良さの塩梅よく、ごく心惹かれます。

繊細可憐に、静謐さすら感じる至妙な筆致。18世紀フランス的感性の控えめな発露が好ましい。陶器のような、きめ細やかでやわらかい磁肌にも惚れ惚れします。

元々は蓋付きだったと思われますが、本体だけの立ち姿はすんとして美しく…

見立て酒器にと目に留まる方もいらっしゃるでしょうか。

Related posts