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Items / Pottery

Terre de fer “Mini Pharmacy Pot”

 

<Shopping Information>

サイズ: φ5.5 × H5.5cm (1mm前後の個体差があります)
状態: 良好です。

 


 

南フランスの蚤の市でとあるディーラーが纏まって揃えていた半陶白磁の小さなポット。

古い木箱数箱に未使用の状態で、優に300点を超えそうなコレクション。その一部には「カルパントラの薬局」という刻印が印字されたものもありました。カルパントラは南フランスにある小さな町。広尾にあるパティスリー、ラ・メゾン・ジュヴォーの本店があることでも有名ですね。

こうした小さなポットは当時軟膏を入れたりするのに用いられていました。
おそらく薬局の事務所や倉庫から、まとまって市場に出てきたものだと思います。

窯も様々にたくさんのポットがあったなかで、今回クープランでは青色の素地に施釉し焼成することで発色綺麗な白色を表現した、上品さ感じられる器を厳選して仕入れてきました。背面の高台の処理、エッジの効いた縁の作り。とても小さな器ですが凛とした佇まいを感じます。

用途は多岐に渡りますが、見立ての酒器・茶器にも良さそうですね。

使用感のない良好な状態です。施釉の質は一緒ですが、全てが同一の型から作られたものではなく厚みがサイズに僅かに個体差がございます。複数点揃えていただいても同じものとしてご利用いただけるくらいの個体差ですのでご安心ください。

セレクトは店舗側にて行わせていただきます。ご理解いただけますと幸いです。

 

 

Terre de fer (テールドフェール)

技術的・技法的というよりは、商用的な言葉としての側面のほうが強いため語義は多岐にわたり、厳密な定義付けをすることは難しいですが、1800年代初期までの繊細なファイアンスフィーヌ陶器の少量生産を経て、1800年代半ば以降に台頭する市民社会に向けて量産されるようになった、より実用的で磁器質の強い陶器(半陶半磁器)のことを指してフランス語では「テールドフェール」と呼びます。

それ以前の陶器に比べると、主原料である粘土に磁器生産に使われるカオリンや長石がより多く加えられ、釉薬はホウ砂が主原料となっています。

生産者の匂いが感じられる不均一な施釉や経年による貫入といった古い陶器ならではの不安定さと、ある程度量産化が整備された時代の陶器ならではの実直な佇まい。双方が同居した過渡期的バランス感覚は、今の暮らしに溶け込んだときに、無理のない心地よさを生んでくれるなと感じています。

クープランの定番品です。

クレイユエモントロー、ショワジールロワ、ジアン、サルグミンヌ等々。当時のフランスにおける陶器製造の中心にいた様々なファイアンスリーで、多様なテールドフェールの陶器が作られました。

 

販売価格(税別)
¥2,100
Stock:8点