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Glassware / Items

Antique Baccarat “Gobelet gravure 7742”

 

アカンサスの唐草紋様がさりげなく配された、クラシックな佇まい。
グラヴュール番号7742番、アテネの女性「アテニエンヌ」のモデル名を翳したゴブレ。

1900年代初期、プロダクトとして最も古手な作りの品を、幸運にも当時のバカラシール付きのデッドストックで見つけることができました。

ごく薄くマウスブローで吹き上げられた清涼を感じる繊細なガラス胎と、今では失われてしまった装飾技法、アシッドエッチングによるきめ細やかなグラヴュール。ガラスは指で弾くと、クリスタル特有の綺麗な高音を鳴らします。 バカラガラスの練度の高さに惚れ惚れします。

どこか優しさも感じる佇まい。
酒器としてウォーターグラスとして。軽やかに暮らしに取りいれていただけたらと思います。

※1点のみ、経年により背面のバカラシールが剥がれてしまっています。
最後の1点をご注文のお客様には、シールなしの個体をお届けさせていただきます。

 

Baccarat (バカラ)

世界で最も名高いクリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして知られるバカラ。

その歴史の始まりは、1764年、フランス王ルイ15世に認可され、ロレーヌ地方のバカラ村に設立されたガラス工房です。1816年、現在でもバカラと並んで称されるクリスタルガラスのブランド、サンルイとの一時的な合併時に技法を学び、最初のクリスタルガラスを工房にて製造。その後、1800年代半ばまでは合併、或いは流通提携を続けますが、1860年「バカラ」として正式に商標登録。現在までその歴史が続いていくこととなります。

デザイン、モデリング、ホットワーク(ガラスの吹き上げ作業)、コールドワーク(カッティング、装飾作業)。あらゆる工程に、超一級の職人の仕事が介在した惚れ惚れする程に素晴らしい作りの工芸品。

クープランでは、そんなアンティークバカラの中から、美しくも現代的な風通しの良さが感じられる、上品な絢爛さを纏った品を厳選、紹介しています。

 

Crystal Glass (クリスタルガラス)

清らかな透明感、美しい輝き、高音の澄んだ音色。まるで天然の水晶のようなであることから、その呼び名で呼ばれるクリスタルガラスは、特に西洋では、装飾芸術としてガラスの価値を高めた存在です。

通常のソーダガラスより硬質で、溶解温度も低く抑えられるという特徴から、繊細なカットやグラヴィールをすることができますが、その成形には高度な知識や技術が必要です。

例えば歴史ある工房では、火を用いてクリスタルを吹く作業「ホットワーク」と、製品を研磨しカットや装飾を施す「コールドワーク」の、それぞれの工程に専門の職人がおり、フランスが世界に誇る著名なクリスタル工房バカラやサンルイは、同国の最優秀職人 M.O.F. (MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE ) を多数輩出しています。

高品質なクリスタルガラス成型は、まさに伝統と技術の結晶です。

(ご売約済)

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