menu

Items / Pottery

Vieux Paris “Cup & Saucer”

 

<Shopping Information>

サイズ: カップ W10 × D7.7 × H5cm / ソーサー φ13.9cm
状態: 使用感はなくごく良好な状態です。

 


 

パリのポルスレーヌ・フィーヌ、1900年前後頃。やわらかな表情を帯びた極薄純白の磁肌にアカンサスをモチーフとした可憐な手彩金装飾。そっと添えられたアンピール風のハンドル。

品ある上質さと熟練した職人の気配、纏う時代性の均衡の妙。迎賓時のティーカップとして、焼き菓子やケーキのプレートの横に添えていただいたら、とても素敵だと思います。

定かではありませんが同じパリの磁器工房で作陶されたのでは、と推測しているカップを過去に2種3度だけ仕入れたことがあり、推測が確かなら今回は3種4度目の出逢い。古風なあたたかさと凛とした優雅さが同居した作風は、他にはないユニークな存在で、多様なフランス古陶磁器が並ぶクープランのなかでも、1つのスタイルを形成してくれます。とは言えマイナーな存在なのか、そもそも個体数も少なそうで、それにきっと繊細さが故、似た手のカップは現地のマーケットでも見かけることすら稀です。

久しぶりに提案できるスタイルが、とても嬉しいです。

金彩の剥がれもなく極上の状態。ティーカップとしてのサイズ感も完璧です。

アクセサリーのように添えてテーブルを華やかに。そんな素敵な一景を想像します。

 

 

Vieux Paris (ヴュー パリ、パリ窯)

ヴュー パリ。フランス革命前の1700年代半ばから、ナポレオン3世時代が終焉する1870年代頃まで、パリ北東に存在した磁器窯の総称で、Porcelaine de Paris (ポルスレーヌ ド パリ = パリの磁器)とも呼ばれます。また日本では意訳をして「パリ窯」の呼称が使われます。

パリ窯には大きく分けて2つの時代区分が存在します。

初期のパリ窯は1770年代、王立磁器窯セーヴルの持っていた特権を王が緩和したことでパリに設立された複数の磁器窯を指します。

ただそれらの窯は王侯貴族が主なパトロンとなっていたことで、革命後に衰退。その後に、一度閉窯した王立セーヴル窯や、初期のパリ窯から独立した職人による、より小規模な磁器窯が群雄割拠することになるのが、1800年代、後期のパリ窯です。

その技法が中央の権力者に守られ、王侯貴族に向けて作陶を行なっていた磁器製造の職人たちが、フランス革命を経て職を失い、その結果として改めて独立窯(或いは絵付けの工房)がさまざまに立ち上げられることになりました。

※厳密に言えば初期〜後期にかけて地続きだった窯もあったかと思いますが、資料が乏しく、couperinでも特に移行期、過渡期についてはまだ不明な点が多いです。

その歴史的な出自から、煌びやかなモデリングや絵付けをされていることが主ですが、couperinでは、比較的手に取りやすい価格帯の後期パリ窯を主に、現代の暮らしにも溶け込む、慎ましやかな佇まいのものを選びとって紹介しています。

 

販売価格(税別)
¥0
out of stock
Stock:0点

Related posts