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Items / Pottery

Creil “Dinner Plate”

 

<Shopping Information>

サイズ: φ24.5cm

 


 

渡仏の頻度が増えてきているなかで、諸々の事情で少しづつ手元に溜まっていきながらも、現状のままでは紹介することが難しいと判断していた傷物の器を、友人の継ぎ師に直してもらいました。再び役目を果たす機会を得た器々。土を継ぎ、時を紡ぐ。新たな色気を纏った繕いの古陶を。

 

 

継ぎの仕上げは金。

1800年代初期。初期クレイユのファイアンスフィーヌ。
現地フランスでも出会うことの困難なプレーンリムのディナー皿です。

施釉から感じる前時代的な貴族に対する羨望の残香と、エッジが効いた成形や安定感あるモデリングが伝えるブルジョワ的自負の狭間。顧客の要望を、職人たちは形式としてではなく、肌感覚として知っていたのだと思います。

ニュートラルでありながらも、その奥には確かに1800年代初期、市民社会対等直後のフランスの時代の気配がある。遠い異国の文化に潜るための、やわらかなタッチポイントを暮らしのなかに探す時間が愉しい。

 

 

Creil (クレイユ)

当世1797年、パリの北に位置する郊外の街クレイユに、アイルランド出身のパリの実業家ロバート・ブライ オライリー (Robert Bray O’Reilly) なる人物が、クリスタルのガラス製造から事業の変更をするかたちで開窯したファイアンスリー(ファイアンス陶器窯)。窯は、19世紀半ばにはファイアンスリー モントローと合併しクレイユ エ モントローとなる等さまざまな変遷を経ながらも、19世紀末まで街の一大産業として栄えました。

クレイユとしての作陶は、1819年にクレイユ製陶所の所有者だった人物が買収したモントロー製陶所と合併をしクレイユ エ モントローとなる1800年代半ばまでです。

単独窯としての作陶品からは、貴族や有産階級を中心としたごく限られた人々を顧客としていた時代性もあり、ファイアンスフィーヌ = 上質陶器と呼ばれる器を主に、当代にしかない気品や色気を強く感じることができます。

 

販売価格(税別)
¥0
売り切れ
Stock:0点

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