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Glassware / Items

Cristal Baccarat “Verre à Liqueur S.1035”

 

目を見張る作りの上質さと纏う気配に心奪われ選びとった一品。

1900年代初期、美しいステム型リキュールグラスの紹介です。

仕入れ後に当時のガラス工のカタログをいくつか見返したところ、1917年のバカラカタログ、リキュールグラスのページに記載を見つけました。製品番号「S.1035」。クープランで仕入れを重ねてきているアンティークバカラですが、数多の製品数が故、自分自身も実物を見たことのない珍しい器はまだまだ存在しています。そして同時に、ブランド名は記号的、コマーシャル的なものであり、理路は逆であるべきなのだということも改めて感じさせられました。何よりも先ずモノはモノとして、匿名的に存在する。その佇まいには、ただただ一目惚れでした。

繊細優美なデザイン原案を、職人が高い技術力で吹き上げ成形しています。

カップからステムに至るまでの直線的で潔いフラットカット。グラス全体は、ハンドカットにより表情を帯びた断面で構成されています。六角に面取られたステムは指馴染みも堪りません。そこに品のあるアンティーククリスタルの輝きとほんのりとした重みが相まり、穏やかなラグジュアリーを演出しています。

アバギャルドな気配。用の器としての華美に寄り過ぎない品の良さ。その練度の高さは、眺めていて本当に惚れ惚れします。モノをモノとして捉え、後、バカラがバカラである所以に改めて思い至る過程も心地がいいです。

リモンチェッロ、シャルトリューズにウンダーベルク。想像は膨らみますね。
日常に特別を添えるとても美しいグラスです。

 

 

Baccarat (バカラ)

世界で最も名高いクリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして知られるバカラ。

その歴史の始まりは、1764年、フランス王ルイ15世に認可され、ロレーヌ地方のバカラ村に設立されたガラス工房です。1816年、現在でもバカラと並んで称されるクリスタルガラスのブランド、サンルイとの一時的な合併時に技法を学び、最初のクリスタルガラスを工房にて製造。その後、1800年代半ばまでは合併、或いは流通提携を続けますが、1860年「バカラ」として正式に商標登録。現在までその歴史が続いていくこととなります。

デザイン、モデリング、ホットワーク(ガラスの吹き上げ作業)、コールドワーク(カッティング、装飾作業)。あらゆる工程に、超一級の職人の仕事が介在した惚れ惚れする程に素晴らしい作りの工芸品。

クープランでは、そんなアンティークバカラの中から、美しくも現代的な風通しの良さが感じられる、上品な絢爛さを纏った品を厳選、紹介しています。

 

 

Crystal Glass (クリスタルガラス)

清らかな透明感、美しい輝き、高音の澄んだ音色。まるで天然の水晶のようなであることから、その呼び名で呼ばれるクリスタルガラスは、特に西洋では、装飾芸術としてガラスの価値を高めた存在です。

通常のソーダガラスより硬質で、溶解温度も低く抑えられるという特徴から、繊細なカットやグラヴィールをすることができますが、その成形には高度な知識や技術が必要です。

例えば歴史ある工房では、火を用いてクリスタルを吹く作業「ホットワーク」と、製品を研磨しカットや装飾を施す「コールドワーク」の、それぞれの工程に専門の職人がおり、フランスが世界に誇る著名なクリスタル工房バカラやサンルイは、同国の最優秀職人 M.O.F. (MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE ) を多数輩出しています。

高品質なクリスタルガラス成型は、まさに伝統と技術の結晶です。

 

 


 

<Item Information>

サイズ: cup φ5.4 / stem φ5 × H13.3cm
状態: 使用感はありません。非常に良好な状態です。

 

販売価格(税別)
¥9,000
Stock:4点

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