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Items / Silverware

Christofle “Rubans Petit Couteau”

 

結び目を中心として左右対称にリズミカルに編み込まれたリボン柄。

実直でいて繊細優美。銀細工工クリストフルでルイセーズ(ルイ16世)様式を踏襲し1907年に生み出された、モデル・リュバン。初めて目にした小さなシルバーナイフです。

19世紀末から20世紀初頭頃、古手の成型品です。

絢爛に寄り過ぎることなく慎ましやかに落とし込まれたハンドル意匠。機能と様式の最小公倍数をカタチにした仕事の良質さには惚れ惚れとさせられます。フランスには数多の装飾銀器が存在しますが、モデリングおけるクリストフルのバランス感覚はやはり白眉です。

個人的に感じる特質は、ブレート部分のマテリアルもシルバープレートであるということ。ステンレスや鋼素材とは異なる美しい輝きと、純銀素材と比べたときにより日用に添う硬質さ。サイズも小ぶりなので、バタースプレッターにぴったりだと思います。

本来は恐らくフロマージュ用、或いはパイナップル用の可能性も捨て切れません。カタログ記載のないデザイン。アンティークプロダクトというのは、当然、当時の暮らしにおける普及度と稀少性がリンクしますが、サイズといい、オールシルバープレートのマテリアルといい、フランスの銀器においてはありそうでない、珍しい一品です。

ポイント使いが主となる食卓道具なので、程よい装飾性も、日常に気持ち良く溶け込みます。

約束や絆をあらわすリボンモチーフは、大切な人への贈り物にしていただいても素敵ですね。

 

 

Christofle (クリストフル)

1830年、フランスで宝石商シャルル・クリストフルが創業した銀製品工。今日でも世界各国の一流ホテルやレストランで「卓上の芸術品」として広く愛用されている、銀食器の代名詞的存在です。

それまで貴族や有産階級に向けた純銀食器のみが生産されていたフランスで、1842年、英国からの特許を買い取るかたちでシルバープレート食器の製造を開始。台頭する市民社会における産業化の波の中、飛躍的な技術革新進と企業成長を遂げます。当時の治世者ルイ・フィリップやナポレオン3世への銀器の献上、万国博覧会への出展を経て、その名声は国際的なものへと広がっていきました。

1800年代半ば以降のフランスにはクリストフルから影響を受けるかたちで創業した銀細工工が多数ありますが、作りの良さはもちろんですが、何よりも絢爛さと実直さの見事に同居した瞬間、それはほかの銀細工工の追従を許さない、白眉な存在になるなと感じています。

クープランでは優美な佇まいがありながらもモダンで、現代の住空間にも自然と溶け込むクリストフルを紹介しています。

 

 

Silver Plate Cutlery (シルバープレートカトラリー)

シルバープレートとは産業革命の波を受けて、18世紀から19世紀にかけて発展した、真鍮や洋白 (ニッケルシルバー) 等の下地を銀で覆った素材のことです。

美しい輝き、優しい肌触り、食器やグラスに触れたときの綺麗な響き。純銀に比べると暮らしにも取り入れやすく、ヨーロッパの家庭やレストラン、ホテル等さまざまなシーンでも広く使われてきたシルバープレートカトラリーは、食卓の品位を気軽にぐっとあげてくれる存在です。

 


 

銀器の普段の使い方とお手入れ方法

銀器は使っていると空気に触れて色がくすんでいきます。

・洗ったあとはできるかぎりすぐに拭いてあげてください。
・毎日と言わずとも定期的に使ってあげることが大切です。

黒ずみが気になるときはお鍋に熱いお湯を張り、アルミホイルと重曹を入れ銀器を浸しください。銀が輝きを取り戻します。またこの方法であれば、銀器の量が増えても、手間が増えずにお手入れいただけると思います。それぞれの銀器は重ねずに離していただいたほうが、効果は出やすいです。

※鍋はアルミ以外の素材を使用してください。
※シルバーナイフについてのみ、ハンドルとブレードの接合部がニワカという熱に弱い糊で接着されているため、上記方法には注意が必要です。

説明をすると面倒な素材に聞こえますが、実際は想像よりずっと気軽に使っていただけると思います。ぜひ暮らしのなかで程よく気をかけてあげながら、銀器と付き合ってみてください。

 

 

 


 

 

<Information>

サイズ: 18cm
状態: 使用感の少ないごく良好な状態です。

 

(ご売約済)

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