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Glassware / Items

Saint-Louis “Verre à Pied”

 

1900年代初期、古手オールドサンルイのステムグラスの紹介です。

細身なスッとしたプロポーションとボウル、ステムのやわらかな曲線美。均整を保ちつつ繊細に描かれた花綱文のアシッドエッチング。時代固有の装飾性を帯びながら、絢爛に寄り過ぎることはなく、慎ましやかな印象を湛えています。

建築物の柱を模したステムデザインに象徴される、ローマ美術を範とした新古典主義の範疇、ルイセーズ様式を踏襲した実直さと、細部に垣間見えるほのかな甘さ。

モデル名、サッフォー。古代ギリシャの女流詩人の名を翳している所以を感じる佇まいです。

また今回紹介の高さ14.2センチのタイプは、ワイングラスとしての軽やかな実用性も魅力だ思います。僅かに重さがあるステムは指にしっくりと馴染み、緩やかな卵型のボウルが香りの、薄い作りのリップが舌触りの心地よさをさらりと演出してくれます。

生活道具としての西洋装飾古物。数多の意匠が存在するクリスタルのアンティークグラスですが、少し特別な食卓のデイリーグラスとして暮らしの傍らに添う、素敵な一品だと思います。

 

 

Saint-Louis (サンルイ)

世界で最も名高いガラス工房の1つとして知られるクリスタルガラスのラグジュアリーブランドです。

その歴史は約400以上の長きに渡っています。1586年、フランス、ロレーヌ地方でミュンツタール工房としてガラスの製造を開始し、1767年、時の王ルイ15世に認められ、聖王ルイ9世にちなんだ Saint Louis (サンルイ) の名を授かり、サンルイのガラス工房へ。

1787年には、フランス国内のあらゆる工房に先駆けて。ガラスよりも透明度の高い鉛クリスタルの開発に成功。それを受けて、フランス王立科学アカデミーから「サンルイ王立クリスタル工房」という呼び名を与えられ現代に至っています。

1800年代半ばにはバカラと一時的な合併をしていたことでも有名ですね。バカラのクリスタルガラスの成型技術は、その多くをサンルイの工房から学んでいます。また現在はエルメスグループの一員です。

デザイン、モデリング、ホットワーク(ガラスの吹き上げ作業)、コールドワーク(カッティング、装飾作業)。あらゆる工程に、超一級の職人の仕事が介在した惚れ惚れする程に素晴らしい作りの工芸品。

クープランでは、そんなアンティークサンルイの中から、美しくも現代的な風通しの良さが感じられる、上品な絢爛さを纏った品を厳選、紹介しています。

 

 

Crystal Glass (クリスタルガラス)

清らかな透明感、美しい輝き、高音の澄んだ音色。まるで天然の水晶のようなであることから、その呼び名で呼ばれるクリスタルガラスは、特に西洋では、装飾芸術としてガラスの価値を高めた存在です。

通常のソーダガラスより硬質で、溶解温度も低く抑えられるという特徴から、繊細なカットやグラヴィールをすることができますが、その成形には高度な知識や技術が必要です。

例えば歴史ある工房では、火を用いてクリスタルを吹く作業「ホットワーク」と、製品を研磨しカットや装飾を施す「コールドワーク」の、それぞれの工程に専門の職人がおり、フランスが世界に誇る著名なクリスタル工房バカラやサンルイは、同国の最優秀職人 M.O.F. (MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE ) を多数輩出しています。

高品質なクリスタルガラス成型は、まさに伝統と技術の結晶です。

 

 


 

<Item Information>

サイズ: Stem φ5.8 / Lip φ5.6 × H14.2cm
状態: デッドストック。使用感はなく、とても良好な状態です。

 

販売価格(税別)
¥7,500
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