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Glassware / Items

Baccarat “Verre à Pied modèle Rohan”

ローハンのモデル名を翳したバカラの小さなステムグラス。

ガラス業界に限らず、フランスの古い工芸・工業品の装飾性というのは、その多くが伝統や流行の影響下にあります。例えば各ルイ王朝の様式や帝政様式であったり、或いはアール・ヌーヴォーやアール・デコであったり。けれどバカラについて言えば、当時の一般論には当て嵌めきれない、アバンギャルドなプロダクトデザインというものが、一つならず数多に存在します。そしてそれらを生み出し、かつ既存の流通経路に乗せ市民権までも獲得したことこそが、ほかのガラス工房とは異なる、バカラの真髄なのかなと個人的には感じています。

1930年代初期にリリースされ、現代まで受け継がれていくこととなる、アラベスクの素晴らしいグラヴュールです。今回紹介の個体は1950-60年頃の成形品。当時バカラで用いらてれた装飾技法アシッドエッチング(酸化腐食)による立体的な細やかさは、現行品のレーザーエッチングでは味わえない表情ですね。

古き伝統の継承を感じる一品です。

コニャックやカルヴァドス、シェリーやポートワイン。
或いは和の設えに添えて冷酒を嗜んでいただくのも素敵だと思います。

 

 

Baccarat (バカラ)

世界で最も名高いクリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして知られるバカラ。

その歴史の始まりは、1764年、フランス王ルイ15世に認可され、ロレーヌ地方のバカラ村に設立されたガラス工房です。1816年、現在でもバカラと並んで称されるクリスタルガラスのブランド、サンルイとの一時的な合併時に技法を学び、最初のクリスタルガラスを工房にて製造。その後、1800年代半ばまでは合併、或いは流通提携を続けますが、1860年「バカラ」として正式に商標登録。現在までその歴史が続いていくこととなります。

デザイン、モデリング、ホットワーク(ガラスの吹き上げ作業)、コールドワーク(カッティング、装飾作業)。あらゆる工程に、超一級の職人の仕事が介在した惚れ惚れする程に素晴らしい作りの工芸品。

クープランでは、そんなアンティークバカラの中から、美しくも現代的な風通しの良さが感じられる、上品な絢爛さを纏った品を厳選、紹介しています。

 

Crystal Glass (クリスタルガラス)

清らかな透明感、美しい輝き、高音の澄んだ音色。まるで天然の水晶のようなであることから、その呼び名で呼ばれるクリスタルガラスは、特に西洋では、装飾芸術としてガラスの価値を高めた存在です。

通常のソーダガラスより硬質で、溶解温度も低く抑えられるという特徴から、繊細なカットやグラヴィールをすることができますが、その成形には高度な知識や技術が必要です。

例えば歴史ある工房では、火を用いてクリスタルを吹く作業「ホットワーク」と、製品を研磨しカットや装飾を施す「コールドワーク」の、それぞれの工程に専門の職人がおり、フランスが世界に誇る著名なクリスタル工房バカラやサンルイは、同国の最優秀職人 M.O.F. (MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE ) を多数輩出しています。

高品質なクリスタルガラス成型は、まさに伝統と技術の結晶です。

 

 


 

<Information>

サイズ: φ5.3 × H7.4cm
状態: 使用感はありません。古いガラスとしてごく良好な状態です。

 

(ご売約済)

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