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Items / Pottery

Gien “Confiture Pot”

 

<Shopping Information>

サイズ: φ10 × H7.4cm
状態: 割れや欠けはありません。古物としての纏う風合いを写真にてご確認ください。

 


 

潔いフォルムに垣間見える経年による朽ちた表情と白釉の色気。
1860年代にジアンで作られた古手コンフィチュールポットです。

フランスアンティークの器としては定番品ですが、何度出会い眺めても、魅力的だなと都度感じます。花器やポプリポットに。食卓でチーズを盛り付ける器に。手にした方の暮らしに寄り添うかたちで、多様に活躍してくれると一品。

因みにデザインの特徴でもある器上部の窪みはコンフィチュールを詰めたポットを紙や布で覆ったときに、紐を縛るためのもの。ささやかな意匠が雰囲気を作りますね。

 

 

Gien (ジアン)

1821年にフランス内陸部ロワール地方の街ジアンで創業した陶器会社。イギリス人実業家トマス・エドム・フルム (通称 HALL = ホール) によって開窯され、現在に至るまで陶磁器の生産を続けています。

フランス革命を経て1800年代初頭以降、フランスの様々な地方で創業を開始したファイアンス窯の1つですが、そのルーツとなっているのはパリ近郊で当時大変有力だった窯、モントロー。

モントロー窯は、1740年代に開窯後、1774年以降はイギリス人による一族経営が行われていました。その窯の工場の所有権を1819年に売却したトマス・エドム・フルムが、1821年に訪れた街ジアンで、最低限の土地と古い修道院だった建物を買い取り、そこでイギリス式ファイアンス陶器の製造を始めたのが、現在のジアン窯の始まりです。

創業当初は主に日常生活品の製造を行っていました。19世紀初期〜中期のジアン窯の器は窯の規模的にも製造数が多くはなく、現在ではとても希少です。

19世紀半ば以降は17世紀・18世紀のヨーロッパ各地の名窯からインスピレーションを得て優れた技法を掴み、万国博覧会に出展し金賞という栄誉も獲得。その後現在に至るまで、フランスを代表する陶器会社として成長を続けてきました。

 

 

 

Terre de fer (テールドフェール)

技術的・技法的というよりは、商用的な言葉としての側面のほうが強いため語義は多岐にわたり、厳密な定義付けをすることは難しいですが、1800年代初期までの繊細なファイアンスフィーヌ陶器の少量生産を経て、1800年代半ば以降に台頭する市民社会に向けて量産されるようになった、より実用的で磁器質の強い陶器(半陶半磁器)のことを指してフランス語では「テールドフェール」と呼びます。

それ以前の陶器に比べると、主原料である粘土に磁器生産に使われるカオリンや長石がより多く加えられ、釉薬はホウ砂が主原料となっています。

生産者の匂いが感じられる不均一な施釉や経年による貫入といった古い陶器ならではの不安定さと、ある程度量産化が整備された時代の陶器ならではの実直な佇まい。双方が同居した過渡期的バランス感覚は、今の暮らしに溶け込んだときに、無理のない心地よさを生んでくれるなと感じています。

クープランの定番品です。

クレイユエモントロー、ショワジールロワ、ジアン、サルグミンヌ等々。当時のフランスにおける陶器製造の中心にいた様々なファイアンスリーで、多様なテールドフェールの陶器が作られました。

 

販売価格(税別)
¥0
売り切れ
Stock:0点

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