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Items / Pottery

Piatto Maiolica Sassuolo

 

18世紀北イタリア、ボローニャ近郊の古窯サッスオーロより、マヨリカ陶のリム皿です。

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古い錫釉らしい、ゆららかな灰みを帯びた落ち着いた古格。素朴ながら有機的で優雅さを感じるリム装飾はイタリア固有のもので、存在を知ってからずっと探し求めていましたが、ようやくと出会うことができました。寸法も無理がなく、抜群の雰囲気を醸しながらも、同時に食卓に心地よく馴染む包容力を感じます。

近世初期のルネサンス時代には文明の栄華を極め、やがてヨーロッパ中で発展していくこととなる錫釉陶器生産(オランダのデルフト焼やフランスのファイアンス陶器)の最初期の繁栄地でもあったイタリアですが、近世後期においては、近代化に遅れをとり、国家は分裂したまま半陶統一にも至らない状況(現在のイタリアの起源は1861年)にありました。

18世紀イタリアの錫釉陶器は、極端に個体数が少ないことを感じていますが、そこには貴族や富裕な市民階級といった顧客の絶対数が少なかったという政治的背景も絡んでいるのではないかと考えてます。他のヨーロッパ諸国と比べると、イタリアは生活に纏わる古民芸品への関心がそこまで高くないことも同時に感じているので、その影響もあるのかもしれません。希少性ゆえか、国の嗜好性ゆえか、或いはその両方か。いずれにしても、手にすることの困難な器だと思います。

少し以前に紹介した同手の品と同じタイミングで仕入れた個体違いです。
目を留めてくださる方がいらっしゃいましたら。

 


 

φ23 × H2.5cm

(ご売約済)

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