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Items / Silverware

Christofle “Cuillères à Café modèle Marot”

 

1900年代半ばクリストフル社のカフェ&ティースプーンです。

古い銀器において、もっとも伝統的なモチーフの1つであるロカイユ(貝殻)をクリストフル社の繊細微妙な感性で昇華させたモデル・マロ。ルネサンスのフランス人詩人、クレマン・マロの名を翳した一品です。

デザインセンスの妙。さり気ない彫刻性が、シンプルな全体に色気を加えてます。

背面の刻印も、全体のモデリングとの相性良く、美しく上品です。
地中海沿岸、リゾート地の蚤の市で見つけた、由緒あるブルジョワ家庭からの出物です。

 

Christofle (クリストフル)

1830年、フランスで宝石商シャルル・クリストフルが創業した銀細工工房。今日でも世界各国の一流ホテルやレストランで「卓上の芸術品」として広く愛用されている、銀食器の代名詞的存在です。

それまで貴族や有産階級に向けた純銀食器のみが生産されていたフランスで、1842年、英国からの特許を買い取るかたちでシルバープレート食器の製造を開始。台頭する市民社会における産業化の波の中、飛躍的な技術革新進と企業成長を遂げます。当時の治世者ルイ・フィリップやナポレオン3世への銀器の献上、万国博覧会への出展を経て、その名声は国際的なものへと広がっていきました。

1800年代半ば以降のフランスにはクリストフルから影響を受けるかたちで創業した銀細工工が多数ありますが、作りの良さはもちろんですが、何よりも絢爛さと実直さの見事に同居した瞬間、それはほかの銀細工工房の追従を許さない、白眉な存在になるなと感じています。

クープランでは優美な佇まいがありながらもモダンで、現代の住空間にも自然と溶け込むクリストフルを紹介しています。

 

Silver Plate Cutlery (シルバープレートカトラリー)

(ご売約済)

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