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演奏: アルテュール・スホーンデルヴルト (ピアノ)
楽器: パリ、プレイエル社の1836年製オリジナル楽器

 


 

作曲家と楽器の関係の奥深さ。バラード4曲を中心に、ショパンの曲のなかでも特に内面性を湛えた抒情的な曲を、彼自身が最も愛したとされる19世紀パリ、プレイエル社の古いピアノで。

どこかで聴いたことあるような有名な曲もちらほら。

軽やかでいてどこか内向的な響き。200人にも満たないくらいの小さなホールやサロンで演奏されることを想定して作られた古いピアノは、ごく細かな、繊細なニュアンスを表現してくれます。芸術としての素晴らしさは言わずもがなですが、その音色の特性は、部屋で思索に耽りたいときの背景音楽にもぴったりだと思います。

 


 

19世紀パリ、プレイエル社のピアノでショパンを

演奏には、1836年に制作されたフランスの古いピアノが用いられています。

世界のピアノ市場は1800年代末期以降、大音量と音の輝きを求めてドイツやアメリカを中心に発展していくことになります。ですが歴史の渦の中で淘汰され、今ではなかなか顧みられることのない古きフランスのピアノには、独自の音色、表現力があります。そしてそれはフランス語圏を中心に活躍した作曲家の内面を表出するのに、時に欠かせない存在にもなるのだと思います。

ショパンが移り住んだころのパリでは、エラール、パープ、プレイエルという3つの大きなピアノ製作会社をしのぎを削っていました。それらのうちでショパンが最も好んだとされるのが、プレイエル社のピアノです。

音域毎に得られるさまざまなニュアンス。ペダルを踏みっぱなしにしても、鍵盤を強打しても、和音が濁らず美しく奏でることができる音色。プレイエルのピアノでこそ表現できるショパンがイメージした楽曲の響きに、そっと耳を傾けてみてください。

 

アルテュール・スホーンデルヴルト (Arthur Schoonderwoerd)

オランダ出身の現代を代表するフォルテピアノ奏者のひとり。ユトレヒト音楽院のピアノ科を専攻。楽器演奏の鍛錬と共に音楽史への造詣を深めていき、パリに渡り古楽鍵盤奏法を学ぶ。ヨーロッパを中心にフォルテピアノ、モダンピアノ、クラヴィコード、チェンバロなどさまざまな鍵盤楽器を自在に使えわけながらの演奏活動を行い、モーツァルト、ベートーヴェン、ドビュッシー、ショスタコーヴィチ等の時代に即した古楽器を用いて演奏されたCDを多数リリース。

 

フレデリック・ショパン(1810~1849)

 

1. 前奏曲 第25番 嬰ハ短調

2. バラード 第1番 ト短調
3. 夜想曲 第3番 ロ長調

4. バラード 第3番 変イ長調

5. 夜想曲 第1番 変ロ長調
6. バラード 第2番 ヘ長調

7. 夜想曲 第2番 変ホ長調

8. バラード 第4番 ヘ短調
9. 夜想曲 嬰ハ短調 (遺作)

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