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<Information>

演奏: バルト・ロース (リュート)
楽器: ウィーン美術史美術館所蔵 ハンス・フライ1520~30年製作楽器をモデルにした歴史考証楽器

 


 

雨の日の休日に、室内でのんびり聴きたいですね。

よく響き、それでいて深く染み入るようなまろやかさをもった、ルネサンス時代の横笛 ルネサンスフルートを主役にした素朴な華やかさを感じられるコンソート = 合奏曲集です。

華やかに鳴らしたときには美しい女性の歌声のように聴こえて、小さな音色を奏でるときには森が囁いているように聴こえる。音域や音量によって多様な音色を出せるルネサンスフルートという楽器ならではの魅力がたっぷりと味わえるアルバムだと思います。時折挟まれるハープやリュートの調べも、アルバム全体に優しい印象を与えてくれています。

ルネサンス音楽ならではの複数の旋律の重なり合うポリフォニーの響きと全編通して静かな曲調は、ほんのりと懐かしさを感じながら心地よく聴いていただけると思います。

作曲家や時代背景についての日本語解説付きです。

 


 

> ルネサンスフルートとは

時代に合わせて変化をしてきた横笛 (フルート) のなかでも
ごく古い16世紀ルネサンスの時代に奏されたフルートの総称です。

※16世紀以降のフルートは下記のように変遷していきます。

・ルネサンス・フルート (16世紀頃)
・フラウト・トラヴェルソ (17世紀〜19世紀初頭頃 )
・モダン・フルート (19世紀半ば以降)

西洋音楽を奏でる横笛としてはもっとも古い楽器にあたるルネサンスフルートは軽快でよく響き、音域や音量によって音色がかなり変わってくるのが特徴です。

またルネサンス・フルート、フラウト・トラヴェルソには現代の暮らしにそっと馴染んでくれるような、木材の香りを彷彿とさせるオーガニックな響きがあります。

 

> フルートコンソートと楽曲について

アルバムに収められている楽曲の多くは、元々宗教用の声楽曲だったものからの編曲です。

16世紀、コンソート = 器楽合奏という編成が、当時頂点に達していた宗教音楽分野のポリフォニー音楽が世俗音楽にも浸透する、という潮流のなかでヨーロッパ全体に広まり、少しづつ演奏をされるようになってました。人文主義(ユマニスム)の勃興により、宗教音楽の下位に甘んじていた世俗音楽が、「楽器の嗜みは、個々の品位を高めるもの」として評価されるようになったことも大きかったようです。

そんななかでフルートコンソートは

「人の声であらゆる種類の演説を聴かせるのと同じことを、フルートで行うのは不可能だと思えない。(…) フルートは人間の体の形をしていないだけで、欠けているものは何もない」
シルヴェストロ・ガナッシ『フォンテガーラ』※16世紀の著名なリコーダー奏者のリコーダー教則本

そう評されるように、言葉や歌声のような豊かな響きの模倣が感じられる、人の心に芯に響く音楽編成だと思います。

当時としては非常に斬新な編成は、現代でも演奏されることが多いとは言えません。1枚のアルバムとしても、ありそうでなかなかない希少なものだと思います。

参照: Kate Clark, 白沢達夫 訳 “Madame d’amour” RAMÉE, 2007

 

アテニャン・コンソート (Attaignant Consort)

1995年にリーダーであるケイト・クラークを中心にフレデリック・ショーヴェ、マリオン・モーネン、マルチェッロ・ガッティらによって結成されたフルートアンサンブル。メンバー全員が著名な古楽オーケストラに在籍をしています。

ルネサンスフルートへの強い関心から、その可能性を求めて研究を行い、16世紀のコンソートの理想を追い求めながら、世界的に活躍をしています。

 

フランソワ・クープラン (1668〜1733, 仏)

DISC I

クラヴサン曲集第3巻

01-07 第14組曲 ニ長調-短調

06 キュテラ島の鐘

07 ささいなこと

 

08-14 第15組曲 イ短調-長調

10 軽薄な女

 

15-21 第16組曲 ト長調-短調

 

22-26 第17組曲 ホ短調

 

DISC II

クラヴサン曲集第4巻

01-07 第22組曲 ニ長調-短調

08-15 第24組曲 ニ長調-短調

16-20 第26組曲 嬰ヘ短調

21-24 第27組曲 ロ短調

販売価格(税別)
¥2,800
売切れ
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