<Shopping Information>

サイズ: 約φ8.5 × H11.2cm
状態: 良好。成型時に作られたバリがございます。

 


 

19世紀のフランスで流行したステム付きのプレスガラス。

機械生産による細かく繊細なデザインと、機械化過渡期だからこそのガラスの気泡やバリによる無骨さの、双方が同居し見え隠れする、魅力的な一品です。

 

> 菫を生ける花瓶として

チェコのボヘミアガラスに影響を受け作られるようになった、ごく特徴的なカタチのこのグラス。

19世紀半ばの流行は、時の皇帝ナポレオン3世  (在位: 1852年〜1870年) の妃ウジェニーがきっかけでした。彼女が好んだ菫 (スミレ) が当代の流行花となり、それを生ける小さな花瓶として重宝されたのが、このカタチのグラスだったそうです。

そんな背景もありこのグラスはフランスではヴァス・ヴィオレット (英: ヴァイオレット・ベース) とも呼ばれます。

北フランス、ポルティユー (Portieux) のガラス工場や、クリスタルリー (クリスタルガラス工房) であるルクルーゾ (Le Creusot) といった地を中心に、クリアのシンプルなものから、アンバーやブルー等のカラフルなものまでさまざまなバリエーションで、このタイプのグラスが作られました。

現地にはコレクターも存在する、フランスならではの文化背景を纏ったアンティークグラスです。

 

 

> プレスガラス / 型押しガラス

高温で溶かしたガラスを、型でプレスして成型したものをこう呼びます。プレスガラスの製法は複雑な形状の作成を可能し、ガラス製品の枠を大きく広げました。1800年代前半にアメリカで開発され、フランスでは1830年代以降にBaccaratやSaint Louisでも用いられました。

産業革命以後、文明社会のなかで発展した技術であるプレスガラスからは、19世紀〜20世紀前半の移り行く時代の変化を感じることができます。

 

販売価格(税別)
¥0
売切れ
Stock:0点