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Items / Pottery

Luneville “Plat de Bistrot”

 

リュネヴィル窯、テールドフェールのビストロ皿。

やわらかな白釉。四角を落とした変形オクトゴナルの程よい西洋的装飾性に、タフで実直な佇まい。ベーシックでいて色気や品の良さを内包していることが魅力と感じます。

ハムやソーセージ、パテやテリーヌ、 リエットを食卓に供していただくも良し、チーズの盛り付けは言わずもがな、メイン料理も気持ちよく受け止めてくれます。何よりも先ず添える料理こそを美しく魅せてくれる器本来の役割を備えつつ、フランスの古陶器固有の存在感も纏った、とても素敵な1枚です。

 

 

Terre de fer (テールドフェール)

技術的・技法的というよりは、商用的な言葉としての側面のほうが強いため語義は多岐にわたり、厳密な定義付けをすることは難しいですが、1800年代初期までの繊細なファイアンスフィーヌ陶器の少量生産を経て、1800年代半ば以降に台頭する市民社会に向けて量産されるようになった、より実用的で磁器質の強い陶器(半陶半磁器)のことを指してフランス語では「テールドフェール」と呼びます。

それ以前の陶器に比べると、主原料である粘土に磁器生産に使われるカオリンや長石がより多く加えられ、釉薬はホウ砂が主原料となっています。

生産者の匂いが感じられる不均一な施釉や経年による貫入といった古い陶器ならではの不安定さと、ある程度量産化が整備された時代の陶器ならではの実直な佇まい。双方が同居した過渡期的バランス感覚は、今の暮らしに溶け込んだときに、無理のない心地よさを生んでくれるなと感じています。

クープランの定番品です。

クレイユエモントロー、ショワジールロワ、ジアン、サルグミンヌ等々。当時のフランスにおける陶器製造の中心にいた様々なファイアンスリーで、多様なテールドフェールの陶器が作られました。

 

 

Luneville (リュネヴィユ)

1728年にジャック・シャンブレットがフランスのロレーヌ地方で開窯し、その後経営権の移譲や合併など様々な変遷を経ながらも、1981年まで生産が続けられたファイアンスリー(ファイアンス陶器窯)。リュネヴィルとしての生産がもっとも盛り上がったのは1900年代。ヨーロッパでも屈指の陶器会社として、多くの陶磁器が生産されました。1758年に同じ経営者のもとで作られたサン クレモン (St Clement) の製陶所と併せて、リュネヴィル-サンクレモンとも呼ばれます。

 

faiencerie_de_lunnville

1892年撮影のリュネヴィル製陶所

 

couperinで主に紹介をしているのは19世紀〜20世紀初頭のリュネヴィル。

リュネヴィルは創業者のシャンブレットの亡くなった後に、事業を引き継いだケラー家とゲラン家による一族運営が経営拡大をするかたちで1892年に法人化しケラー-ゲラン社 (Keller-Guerin)となりますが、その時代以降に作陶された器が中心です。

 

 


 

<Information>

サイズ: W30.9 × H21.7cm
状態: デッドストック品。割れ欠けはなく、古陶器としてごく良好な状態です。

 

 

(ご売約済)

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