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Description / Technique

Old Crystal in France / フランスのオールドクリスタル

1781年、フランスで最初にクリスタルガラスの開発に成功したサンルイ。1816年にクリスタルガラスの生産を始めたバカラ。現在でも著名な両会社を筆頭に、古くは18世紀から20世紀アールデコの時代頃まで、アルザス=ロレーヌ地方近郊 (ドイツとフランスの国境付近にある地域) で、複数のクリスタル製造を行うガラス工房が繁栄しました。

またフランス内陸部でも、ブルゴーニュ地方にあるル・クルーゾという町の工房、通称ヴェルリー城 (château de la Verrerie = ガラスの城の意)や、1853年のパリ万博を経て、ナポレオン3世期に繁栄を極めた工房、クリシー、或いは陶磁器製造でも著名なショワジールロワやセーブル、といった地で高品質なクリスタルガラスの製造が行われています。

近世以前の西洋におけるガラス製造は、チェコのボヘミアやイタリアのヴェネチア (ムラーノ) が有名ですが、フランスは、クリスタル製造を通じて装飾芸術としてガラスの価値を高めた、「新しいガラスの歴史」の一端を担ってきた国として知られています。

特に1900年代初期頃までは、今では名前を知られていないながらも、高品質で美しいクリスタルガラスを製造する工房がいくつも存在しました。クープランでは、ブランド名に拘ることなく、装飾芸術としての美しさがありながらも華美になりすぎず、現代の暮らしにも心地よく溶け込む高品質なフランスのオールドクリスタルを仕入れ、紹介しています。