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フランスアンティーク陶器の性質について

フランスのアンティーク陶器には貫入がみられるものが多くございます。

貫入とは素地である土と釉薬の収縮率の差が原因で生まれる陶器の性質です。

ヒビではありませんので、貫入が割れに繋がることはありませんが
貫入の隙間からは素地の土に水分が染み込んでいく場合がございます。

水の染み込みは水道水のような透明なものであれば、跡にはなりませんが
色のついた水や油分の強いものが染み込むと、時間をかけて風合いを帯びていくことになります。

素材の特性についてご理解をいただきましたうえで、ご注文をお願い致します。

大量生産の工業品にはない個性として、古い陶器と付き合っていただけたら嬉しく思います。
ご不明点がございましたらお気軽にご質問くださいませ。

実用いただく場合、育てていく器として
風合いの変化をお楽しみいただくことも素敵だと思いますが
当初の状態を保ちたい場合は「目止め」することで、染み込みを防ぐこともできます。

下記をご参考になさってください。

目止め:
沸騰させたお米の研ぎ汁で陶器を20分ほど煮沸してください。
(最良な方法は煮沸ですが、大皿類の場合は漬け置きで構いません)
20分後に水から上げ、滑りを水洗いで落とし乾燥させてください。

 


 

上記性質はフランスのアンティーク陶器全般を通じ一般論として言えることではありますが
厳密にはアンティークは作陶方法も年代もさまざまな一点モノのため
風合いの変化については、仕入れた際の状態やご購入後の使い方によって異なります。

店主の経験に基づき、仕入れ時点で伝達が必須と判断した品 (特に吸水力が強いと判断できる状態の品)
についてはオンラインショップの紹介ページより、こちらの投稿をご案内するようにしています。

但し西洋アンティーク陶器は「装飾品」という扱いとなります。

厳密な食品検査を行ったうえで食器としてご紹介することは困難なため
当店でお伝えできる範囲でのご案内の後、
ご購入後の暮らしへの取り入れ方は、ご自身の判断にてしていただけますと幸いです。