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Newsidler “Lute Music of Nurnberg”

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<Information>

演奏: バルト・ロース (リュート)
楽器: ウィーン美術史美術館所蔵 ハンス・フライ1520~30年製作楽器をモデルにした歴史考証楽器

 


 

16世紀のドイツ語圏で暮らしていた人々はどんな音楽に親しんでいたのでしょうか。

1536年に中世以来の職人都市としても知られるニュルンベルクの地で、ハンス・ノイジトラーという人物より編まれた印刷物『最新編集・芸術性高きリュート曲集』からの抜粋曲集です。

リュート1本で奏でられる、当時の知識人たちの音遊びの情景。

緩やかに、ぽつりぽつりと語りかけるように紡ぎ出されていく音の粒に耳をそばだてていると、心の歩みもゆっくりとしたものになり、細やかな心の機微にも敏感なれると思います。撥弦古楽器、6コースのルネサンスリュートでこそ表現される繊細な響きに身を任せて、安らぎの時間、あるいは思索の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

作曲家や時代背景についての日本語解説付きです。

 


 

最新編集・芸術性高きリュート曲集

アルバムに収められているのは、『最新編集・芸術性高きリュート曲集』からの抜粋です。リュート奏者であり、リュート製作者であり、リュート教師でもあったハンス・ノイジトラーという人物によって1536年に編まれた印刷物です。

2部形式になっていて、1部ではリュート初心者への入門書として、奏法やタブラチュア(リュート専用の楽譜)の基礎についての記述と共に舞曲等の作品が、2部では上級者に向けて、ドイツ語圏や当時のヨーロッパ音楽の最先端フランドル地方の作曲家による声楽作品からの編曲を主としたより芸術的な作品が収められています。

(当時のリュート音楽の多くが、オリジナルではなく、賛歌、オルガン曲、モテット、舞曲といったさまざまな作品からの編曲でした)

庶民というよりは、表題にもある通り芸術性を大切にして知識人に向けて編まれたと想定される1冊は、現代においては、リュートの歴史を学ぶ際に当時の演奏慣習を知れる1冊としてごく大切な存在です。

参照: Bart Roose, 白沢達夫 訳 “Ein newgeordent künstlich Lautenbuch” Passacaille, 2007

 

1536年編纂『最新編集・芸術性高きリュート曲集 (Ein newgeordent künstlich Lautenbuch)』より抜粋

 

バルト・ロース (Bart Roose)

ベルギーのリュート奏者。リュートを主に、ビウエラ(ルネサンス期のスペインで用いられたギターの前身の撥弦楽器)やバロックギターなども操りながら自身の演奏活動を行うと共に、ベルギー最前線の古楽アンサンブルや室内とも折々に共演。現在はアールテル音楽大学、およびヘントブリュッヘ芸術大学で教鞭をとり後進の指導にも当たってる。また確かな古楽研究、音楽学の見識をもって音楽著述家としても活動し、リュートに関する論説もさまざまに発表している。

 

最新編集 芸術性高きリュート曲集 (1536) / ハンス・ノイジートラー (1508年-1563年)

01 オルガン奏者式の、たいへん立派なプレアンベル
02 ベネディクトゥス / 原曲:ハインリヒ・イザーク
03 ライン川のほとり、アンデルナハで / 原曲:エラスムス・ラピツィダ

04 立派なトリオに、美しいフーガを添えて
05 わたしのAをひとしきり I / 原曲:パウル・ホフハイマー
06 わたしのAをひとしきり II / 原曲:パウル・ホフハイマー
07 立派なウェールズの舞曲

08 たいへん芸術的なプレアンベル、またはファンタジー
09 ああ、悩みながら恋をしたらいい I / 原曲:パウル・ホフハイマー
10 ああ、悩みながら恋をしたらいい I / 原曲:パウル・ホフハイマー
11 プレアンベル
12 エリーザよ、わが最愛のエリーザよ / 原曲:ルートヴィヒ・ゼンフル
13 たおやかな美しき御婦人

14 ラモーラ / 原曲:ハインリヒ・イザーク
15 ラ・アルフォンシーナ / 原曲:ヨハンネス・ジスラン
16 わたしの心は、いつも願いではちきれそう / 原曲:ピエール・ド・ラ・リュ
17 ライン川のほとり、アンデルナハで / 原曲:ヤーコプ・オブレヒト

18 さらば、わが恋する者たち / 原曲:ジョスカン・デプレ

19 ウェールズの舞曲「ヴァシャ・メーサ」

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