menu

Items / Pottery

Petit Pot à Bouillon en Faience de Manises

 

18世紀スペイン、マニセス焼きの小さな蓋付き保存器です。

色彩豊かなデコレーションがより著名ですが、中国からオランダを通して広がったヨーロッパ各地の藍絵付けの流行は、マニセス焼きにも当然影響を与えていました。

フランスのファイアンス、或いはオランダのデルフト焼きとも趣き異なりますね。深く鮮やかなコバルト。大らかで朗らかな印象を受けますが、同時に程よい緊張も纏っています。太陽の明るさと強い日差しが生む影の暗さとのコントラスト。絵付け師が眺めたイベリアの日常景色を想います。

大きめのブイヨンカップは見かけますが、ファイアンス素材の器においてとても珍しいサイズ感。

オブジェとしての飾り眺めることはもちろん、スパイスやハーブの保存から、ポプリのセッティングまで、実用性も幅広いと思います。

小さな釉欠けやヘアラインは各所にありますが、古陶固有の雰囲気に繋がっており、実用もまだまだいただけるコンディションです。

 

 


 

<Information>

サイズ: W13.5 × D10 × H11cm (本体 H11cm)

 

(ご売約済)

Related posts

テキストのコピーはできません。