menu

Curiosité / Items

Pique-cierge XIXe siècle

 

南フランスの蚤の市で、暫し見かけるイタリア人ディーラーから譲り受けた、19世紀トスカーナの教会燭台。かつての職人が木を削り出し作り上げた民芸木工としての気配と、漂うクラシック。石膏と金塗装が経年により程よく朽ち剥がれ、佇まいは素朴です。

豊かなヨーロッパ装飾文化の一端を担っていることを確かに感じさせる一品でありながら、現代の日本の暮らしにニュートラルに溶け込む、時を経た古物としての懐の広さもまた備えています。中庸なサイズ感にも軽やかさがありますね。

19世紀ヨーロッパの装飾品をさらりと部屋の片隅に添えて。そんな素敵な一景を想像します。

(ご売約済)

Related posts

テキストのコピーはできません。