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Items / Pottery

DIgoin Sarreguemines Assiette épaisse

 

修道院や宿舎といった公的な場所の食堂で日常使いされた白釉厚皿。フランスのテールドフェールらしい柔らかな肌合いに、質実剛健を感じるタフな佇まい。相反する要素を合わせ備えた塩梅のよさこそが、この種の厚皿の魅力ですね。肌寒い秋冬の季節に添う一品とも感じます。

常々探していますが多くは見つかりません。厚みは中庸。使い込んで育てていきたい、そんな一品です。

1920〜50年代頃、ディゴワン・サルグミンヌ。

 

個体A: スライドショー 1〜4枚目 Sold
個体B: スライドショー 5〜9枚目
個体C: スライドショー 10〜14枚目 Sold
個体D: スライドショー 15〜18枚目 Sold

 

Digoin Sarreguemines (ディゴワン サルグミンヌ)

1790年、フランスとドイツの国境の町サルグミンヌに開かれた窯は、1870年代に、当地がフランス領からドイツ領となり陶器に莫大な輸出税が掛かるようになったことを受けて、元々陶器文化が栄えていたブルゴーニュ地方にある町ディゴワンに新しい窯を構えました。

経営においては幾度かの変遷を経ながら、両窯共に、20世紀を通して稼働し続けました。サルグミンヌ単独経営の時代の作陶品としては、貴族や有産階級を主な顧客とした繊細なファイアンスフィーヌが知られます。ディゴワンとの二拠点体制となった19世紀末頃からは、少しづつ大衆化していき、機能的で実直な陶磁器を作陶しました。

地図(Click!

 

 


 

φ21.7 × H2.5cm

割れや欠けのない、全体として良好な状態です。個体特性として貫入や僅かな釉切れ、ピンホール(焼成中にできたごく小さな穴)がございます。ページ中程のスライドショーをご覧いただき、個体の指定がございましたら、アルファベットを備考欄に書き添えください(入れ違いにて売約の場合は何卒ご容赦ください)。

(ご売約済)

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