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Items / Silverware

Set de 2 Petits Couverts en Argent Massif

 

19世紀初期。1826〜28年、パリの名工ジャン・ルイ・ノブレ氏による純銀製フォーク&スプーンです。

15.5〜16センチメートル。一般的な規格にはないとても珍しい寸法は、恐らく子供の食事のためにと特注で作られたものです。

工房印に加えて、純度プルミエ(950/1000)を示すヴィエイヤール(老翁)の印が刻まれています。革命直後、近代初期の銀器として均整がとれた造形に、未だ職人の痕跡を感じるマチエールは、今に自然と溶け込む魅力があります。

古きパリ『Vieux Paris』の俗称で知られるフランスの伝統的なハンドル意匠。それが過去ではなく現代であった時代です。かつてのパリジャン、或いはパリジェンヌの幼少期に寄り添ったのでしょうか?持ち主の背景をつまびらかにできずとも、白く柔らかな輝きの奥には、やはり親密でやさしい物語を想像したくなってしまいます。

きっと一生使い続けられるものですね。

生産の多いコーヒースプーンと比して、僅か2、3センチメートル伸長し、フォークが加わるだけで、数が全くなくなります。金額的にも一歩踏み込む必要は出てきますが、もし複数点あったなら、それでも全て手元に寄せてただろうくらいに、やはり惹かれるものがあります。いえ、見つけたのは一揃いのみですが、ただそれが一層、1人の少年/少女のために作られたという事実を示しているように思います。

 

Argent Massif (純銀器)

素地に別の金属を殆ど使うことなく、純度の高く成形された純銀器。輝きや肌触り、食器やグラスに触れたときの響き、繊細な造形。19世紀半ば以降、ヨーロッパの家庭やレストラン、ホテル等さまざまなシーンに所謂シルバープレート(真鍮や洋白等の下地を銀で覆った銀)が普及しましたが、純銀器は変わらず一握りの人々のための高価な品物でした。

 

L’argent massif en France (フランスの純銀器)

クープランで主に紹介をしている19〜20世紀初期頃のフランスの純銀 (=Argent Massif) には2つの種類があります。

純度95%のプルミエ ティトル (1er titre)、純度80%のドゥズィエーム ティトル (2e titre)。ごく柔らかな素材であることから純銀であっても、銅などの別の金属を素材を少量だけ混ぜて成形をされるのが通例で、その純度に応じて呼び方が異なっています。性質上プルミエがより柔らかく、ドゥズィエームはより硬質になり、用途に合わせ使い分けられました

見分け方はフランス国内で統一して使われていた刻印。例えば1838年から1900年代半ばまでの純銀器にはミネルヴァ (ローマ神話の女神) の横顔の刻印が打たれており、その横に一緒に刻まれている数字「1」「2」を見て、純度を判断します。或いは、アクセサリー等の小物類には猪や蟹の刻印が打たれており、こちらは純度80%であることを保証しています。銀が資産の1つとして捉えられていた時代の名残を組んで打たれた保証のための刻印が、作りの詳細を知る手がかりとなります。

 


 

銀器の普段の使い方とお手入れ方法

銀器は使っていると空気に触れて色がくすんでいきます。

・洗ったあとはできるかぎりすぐに拭いてあげてください。
・毎日と言わずとも定期的に使ってあげることが大切です。

黒ずみが気になるときはお鍋に熱いお湯を張り、アルミホイルと重曹を入れ銀器を浸しください。銀が輝きを取り戻します。またこの方法であれば、銀器の量が増えても、手間が増えずにお手入れいただけると思います。それぞれの銀器は重ねずに離していただいたほうが、効果は出やすいです。

※鍋はアルミ以外の素材を使用してください。
※シルバーナイフについてのみ、ハンドルとブレードの接合部がニワカという熱に弱い糊で接着されているため、上記方法には注意が必要です。

説明をすると面倒な素材に聞こえますが、実際は想像よりずっと気軽に使っていただけると思います。ぜひ暮らしのなかで程よく気をかけてあげながら、銀器と付き合ってみてください。

 


 

フォーク 約15.5 / スプーン 約16cm

フォークとスプーン、セットでの販売となります。

(ご売約済)

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