Glassware
Bei jedem Schlucke denk’ ich dran, Ein Herze ist mir zugetan
一口飲むごとにその心が身を捧げてくれているように、私は思います
18世紀初頭頃からドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス、及び周辺地域)の森林地帯を中心に、格言入りのエナメル彩色グラスが郷土の工芸品として作られるようになりました。ブルジョワな服装で着飾った男性が生い茂った緑のうえに佇み、乾杯を祝うようにグラスを掲げています。当時親しまれたモチーフの1つで、男性を女性やカップルに、ブルジョワを農民にと、登場人物を変えさまざまなパターンが作られました。
エレガントな気配を湛えつつ、おおらかで長閑な印象を受けるのは、色絵による自然描写であることに加えて、どこか稚拙でやわらかなタッチがあってでしょう。
より古手の作りのグラスやボトルを扱ったこともありますが、今回の紹介は、土地の伝統を踏襲した19世紀の作りです。ちいさなビアグラス然とした佇まいと指馴染みのやさしさにすっと惹かれました。時代は少しくだりますが、そのおかげで器胎の腐食といった懸念点はありません。
なんとも心穏やかになる一品だと思います。
口縁径6.4 / 高9.1cm
Lampada pensile in vetro, XVIII secolo
北イタリアの小さな田舎町、蚤の市の片隅で見つけました。18世紀頃にイタリアで使われた吊り下げ式の吹きガラス製灯火器。
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English Jelly Glass, early 19th century
食卓文化の小さな華やぎを想像させつつ、佇まいは素朴で上品です。19世紀初頭頃、英国のゼリーグラス。
Svenskt blåst vinglas, sent 1700-tal
工業製品とも素朴な民具とも異なる、当時の北欧の暮らしと趣味を伝える一客です。18世紀末頃、スウェーデン、あるいは北欧圏で作られた吹きガラスの酒器。
Baccarat Verre à Eau vers 1960-70
パーフェクションの名でも知られる、これ以上でもこれ以下でもない普遍的な佇まい。ヴィンテージバカラのステムグラス。
Saint-Louis Verre à Pied vers 1950-60
飾り気のない控えめな佇まい。とにかくシンプルで、「普通」であることに惹かれたサンルイのワイングラスです。1960年代〜70年代初期頃。
カクテルの似合う器は個人的に常に探しています。道具としてのよく整った設計に加えて1950〜60年代頃の、シンプルなサンルイのステムグラス。
Baccarat|Verre à Pied vers 1970
機能性と、古いクリスタルガラスならではのマチエールが、無理なく同居した一客。196070年頃、バカラのステムグラス。
Verre Soufflé à Pied
食卓における小さな気遣いや節度を感じます。19世紀、フランスのちいさな脚付き吹きガラス鉢。