Curiosité / Item

Swedish Burlwood Bowl

 

20世紀初期、スウェーデンの根こぶ籠です。

木の根こぶを用いた有機的な佇まい。自然形を尊重しながら職人が作為を抑え手仕事で削りだし成形した荒々しくもやさしくて端正な造形に、当時における暮らしとの調和を想います。経年によるとろりとした肌合いも魅力的です。

根こぶを削りだした籠はスウェーデンの木工芸品の中でも数が多くなく希少ですが、そのなかでもぱっと見では適しているとは言えない殊に複雑な部位を生かした作りがまたとなく、ぐっと惹かれてしまいました。ちいさな寸法で扱いやすく、飾っておくだけでも絵になりますし、パン籠のようにして食卓で用いても素敵ですね。

口縁部分には「JULI KLACKEN 1920」の文字。スウェーデン中部、ネルケ地方にあるクラッケン(Klacken)村で1920年7月に作られたものであることが判ります。

材は恐らくエルム。

 


 

約 幅28.5 / 16.5 / 高さ7.5cm

(ご売約済)

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