Carreau de Delft XVIIème
18世紀、デルフト焼き。跳ね、駆ける犬。柔らかい陶肌、丁寧な筆致におとぼけた表情。なんとも素敵な塩梅ですね。ささやかな深みと牧歌を空間の片隅に
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Belle Huile sur Toile Nature Morte
たわわな実り。豊かな静物が運ぶ安らぎと愉悦。 季節を飾る。19世紀、油彩。
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Calvaire en bois d'Alsace
祈りとは静かで厳かなものであり、同時に日常の傍らに当たり前のものとしても存る。19世紀、市井の誰かの想いが込められた、木彫り多彩色のカルヴェール。
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18-19 Century Windsor Chair
地方の地主階級民の生活家具として生まれた17世紀を経て、中流階級の一般家庭、旅館やオフィスへと使用が拡大、浸透していった18世紀後期から19世紀初期頃の一品。美しい英国のウィンザーチェアです。
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Assiette en Étain
傷つき凹み歪んだ全体。使い込まれた時間が表情を作り、オブジェとして佇まう。プレーンな作りに細身のリムの品の良さにも心惹かれました。18世紀〜19世紀初頭、小さめが好ましいピューター皿です。
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André Verdet & Gilles Ehrmann "Provence Noire"
1955年発刊。詩人、彫刻家、画家であったアンドレ・ヴェルデが文章を綴り、サン・ポール・ドゥ・ヴァンスのホテル、ラ・コロンブドールでヴェルデに出会った若き写真家ジル・エアーマンがプロヴァンス地方の町や自然、人々を撮影した1冊。初版のみが存在する、希少な書籍です。
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Huile sur toile Marine Bretagne
控えめでやわらかい色彩感覚。健気な優しさ。少年心をくすぐられた、ブルターニュの海辺に浮かぶ一艇の小舟。海を描き続けた女性画家の日常景色。僕らは、絵を通じて、遠い異国の暮らしに創造的に共感する。
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Tabatiere époque Napoleonn iii
貴族や有産階級における嗜みでもあった嗅ぎタバコのための小箱、タバティエール。富を示すため、多様な細工品が作られため、その個性を比べることも愉しいのです。紹介は、ブルジョワ文化の芳香がするパピエマシェによる一品です。
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Petit Tissu Vichy en XIXe Siècle
南フランスで見つけた1枚。フランスではチェック織りを伝統産業としていたオーヴェルニュ地方の小都市からその名をとり「ヴィシーチェック」の名でも呼ばれる、19世紀の格子織り、コットンリネン生地の小さな切片。
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Ancien Tissu Coton Bleu Indigo
天然による草木染めの朗らかで華やかな色調。ふんわりとして柔らかな生地感。古布ならではのニュアンスと深みを纏いながらも、爽やかな雰囲気があります。推定19世紀初期。南フランスで見つけた天然インディゴ木綿の大判切片です。
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Toile de Beautiran, 1793-1830s
時を経て生まれた草木染めの古色の美しさとニュアンス。手にした「モノ」から此処ではないどこかを感じる時間は、何にも代えがたい。ボルドー近郊の小さな街ボーティランで生み出されたフランスの更紗、トワル・ド・ボーティランの切片です。
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Mortier et pilon en Bois Tourné
アイオリ、ピストトゥにタプナード。プロヴァンスの美食史には欠かせない道具ですね。南フランス、ラングドック近郊のアールポピュレール(民衆芸術)。ウッドターニングで作られた19世紀の美しいモルティエ。
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Rat de Cave - Queue de Cochon
かつてのアールポピュレール、美しい民芸道具。18世紀 - 19世紀初期、ワインの貯蔵庫であったりの暗がりを灯すために作られ使われた、古い鉄製の燭台ラ・ド・カーヴです。
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Bracelet en Cristal Noir et Or Blanc
ヴィンテージブレスレット。ささやかな緊張感を添え佇まいを引き締める。漆黒のクリスタルガラスビーズに、18金ホワイトゴールドのエンドパーツで仕上げられた、ごく上質な一品。光を浴び乱反射する極小ビーズの不均一なガラス断面がとても美しい。品よく爽やかなホワイトゴールドとの相性も素敵です。
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Dessin au Lavis XIXème "Paris"
パリ郊外のメゾンから出てきた19世紀の淡彩画。単色の水彩や墨のみを用い明暗・濃淡を表現するラヴィと呼ばれる技法で描かれた、繊細で柔らかな風景。空、木々、山々。画紙の大部分に自然物を捉えながらも、木々の奥や脇に描かれた建造物からは人の営みの気配が微かに感じとれる。気持ちのいいバランスです。
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Toile en France du XIXème Siecle
19世紀半ば〜末頃、大判の古いフランス更紗です。朗らかさのなかに神話的なエッセンス。モチーフの主要花となっているのはコスモスでしょうか。クラシカルな印象と異国情緒。有機的でありながら、全体は、秩序、調和という印象 (まさにコスモスの花言葉のように) も同時に纏っています。
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Bracelet Argent 925 avec Strass
美質はストラスですね。クリスタルガラスを宝石のようにカットし、背面に箔を張り付けた模造宝石。例えば舞踏会で女性たちが履く靴のバックルに用いられたり、また、かのマリー=アントワネットもドレスの素材にストラスを取り入れたそうです。エレガントでカジュアル。素敵なブレスレットだと思います。
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19th Century Basque Linen Torchon
ほんのりと艶感を帯びた細番手の糸を紡ぎ、菱形の織り模様で仕立てられた静かで品よき佇まい。天然染色による藍のアクセント。健やかで美しい19世紀のバスク織りトーションの紹介です。
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Miroir de Berger XIXème Siècle
素朴な造形と、狙っているようないないような、さり気ない水彩ペイント。足るを知る、そんな言葉が好ましく響く古道具と感じます。この種の鏡は「羊飼いの鏡」と呼ばれることがあります。こちらの品もあるいは。かつてのフランスにおける民の日常に想いを馳せます。
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Aumonière en cotte de maille
19世紀後期から20世紀最初期頃に流行した鎖帷子による服飾小物は、例えば小さな貴重品入れのような小さなものでも1つできあがるのに一週間近くかかったそうです。ここまで手の込んだレティキュール。初めて見ました。どんな女性が身につけたのでしょうね。想像を巡らせる時間も愉しいです。
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19th Century Provence "Toile"
空想の草木。時の移ろいにより褪色した月白色とモチーフを彩る品のよいエメラルドグリーンが、かつての南フランスの人々による夢想を静かに伝えます。 プロヴァンスのアンディエンヌ。推定19世紀初期-中期。木版捺染による更紗の切片です。 インド更紗からの影響を感じる写実的なタッチでありながら、種々織りなし描かれた木々、草花は現実には存在しません。それまた同様にインド更紗の影響。訪れたことのない遠い異国、東方の地に、描き手は想像力を膨らませたのでしょう。 天然染料による木版捺染で生み出された手仕事の気配と、時を経て褪色した古布の纏う表情が、描かれたモチーフと健やかに共鳴しています。
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Style Louis XVI "Cadre Carré"
駆体となる木材に、紙と布を用いて中縁とし、仕上げはルイセーズ様式のリボンモチーフの真鍮装飾で。丁寧な手仕事、職人の気配を感じる、19世紀のごく良質なスクエアフレームです。さらりと添える西洋室内装飾。日本の暮らしにも心地よく溶け込む一品だと思います。
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925 Silver & Tiger's Eye "Pentant Top"
フランスのマダムを思わせる絢爛さを、品良く装いに落とし込めたら素敵だな。そんなことを考えながら手にした一品。眺める角度によって表情を変える深みある金褐色の虎目石を、925シルバー、純銀でフレーミングしたクラシックなペンダントトップです。
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Bracelet en filigrane d'argent
線状細工による繊細可憐な純銀ブレスレット。フィリグラン・ダルジャン (filigrane d'argent)。古くから銀細工の一形態として、職人により作られてきた手工芸品です。クラシックな気配を纏いながらも、現代の装いにさりげなく寄り添ってくれる一品。
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19th Century Provence "Toile"
空間へ自然と馴染みながら、クラシックな印象をささやかに添える。品よき絵柄からそんな設えのイメージを思い浮かべ手にした1枚。南フランスで仕入れたアンディエンヌ。推定19世紀初期-中期、木版捺染による更紗の切片です。
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Broche en filigrane d'argent
フィリグラン・ダルジャン (filigrane d'argent)。最細0.2mmの純銀線を繊細に紡ぎ上げたパーツを高熱で溶接し、レースのように仕立てた線状細工によるシルバーブローチ。古くから銀細工の一形態としてひと握りの名人、職人により作られてきた手工芸品です。
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Antique Tulle Lace
ほんのりとシャリ感のある柔らかな風合いのチュール地に、繊細チャーミングな花柄ステッチ。馴染みのよいエクリュも相まり、美しくも優しい雰囲気を纏っています。9世紀末-20世紀初頭頃のリネンチュール。
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Style Louis XVI "Petit Cadre"
時を経た真鍮素材の纏う素朴さとノーブルで可憐な意匠が美しく均衡を保っています。全体のデザインが絢爛に寄り過ぎることなく慎ましく落とし込まれており、どこか静けさを感じます。19世紀にルイセーズ(ルイ16世)様式を踏襲し作られた小さなフレーム。
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Bourse, Ancien porte louis
19世紀末フランスの古い小銭入れの紹介です。ベルトなどに引っ掛けることを想定した特徴的な縦長型。主には当時の裕福な身分の男性が、自らを優雅に着飾るために、財布の代わりに携帯しました。古きフランス文化の香りがする洗練された服飾小物です。
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Bourse en Argent Massif
19世紀末フランス、ごく上質な純銀製の美しいコインケース、貴重品入れの紹介です。時代柄、より絢爛で装飾性の高い個体も多いですが、写真の品は、19世紀フランスの気配を纏いながらも、ニュートラルな風通しの良さがあり、そんなバランス感覚にクープランとして心惹かれ手に取りました。
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Pendentif Reliquaire en Argent Massif
西洋ならではの歴史をもつ古物ですが、重たさはなく、19世紀フランスの気配を纏ったクラシックで精巧な装飾性と光沢を抑えたアンティークシルバーの表情からは、素直な美しさを感じます。パンダンティフ・ルリケール。
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Petit Médaillon en Plâtre
19世紀に作られた小さな石膏レリーフのメダイオン。 西洋骨董ならではの枯れた色気と佇まいが感じられますね。
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19th Century "Provence Quilt"
在りし日の手仕事。19世紀、美しい純白の南仏キルトの紹介です。キルティングのふくよかな繊細さと、当時の生活の気配を感じるくったりとした風合い。布肌のきめ細やかさ。何より微に入り細に穿った縫製の見惚れる美しさ。触れ、眺め、その上質さに感嘆させられる素晴らしい一品です。
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