Tasse en Faience de Normandie
器胎側面にサン・マロ湾上に浮かぶ小島「モン・サン・ミシェル」の文字が読みとれます。19世紀末〜20世紀初期頃、フランス西部ノルマンディー地方のファイアンス製カップ。
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Pichet éponge bleu de Normandie
造形・施釉のどちらもからも地域固有の伝統と美質を感じていただける珍しい佳品。19世紀、ノルマンディー地方より、スポンジウェアのシードル用ピシェ
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Plat Godronné en Faience XVIIe
ファイアンス焼きの起源であるルネサンス期のイタリアが本歌とされ、ヨーロッパ各国に伝わったとされるカタチ。17世紀後期頃のフランスより、輪花の装飾皿。
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Bol suédois en verre soufflé
宙吹きによる不揃いの姿形に、揺らぎや傾ぎ。迫り上がった底面のポンテ跡も愛らしく魅力的です。古い時代の北欧に特有の器形。19世紀、スウェーデンの吹きガラスのヨーグルトボウルです。
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Carafe de Bourgogne
モールで筋を入れ凝固する前に吹き上げ成形した、波打つガラスのテクスチャ。光を浴びて、見る角度によって濃緑から薄緑へと変化していくグラデーションがとても綺麗です。18世紀半ば〜19世紀初期頃、ブルゴーニュ近郊。ワイン、或いは水用のカラフェです。
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Assiette en Faience de Moustiers
類例の少ない非常に珍しい意匠です。同地の焼物は、18世紀末頃から量産への舵取りが顕著になりますが、そうなる一世代前の作りだろうことが判ります。18世紀半ば〜末頃。プロヴァンス地方、ムスティエ焼きの灰釉皿。
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Set de 2 Petits Couverts en Argent Massif
1826〜28年、パリの名工ジャン・ルイ・ノブレ氏による純銀製の子供用フォーク&スプーンです。革命直後、近代初期の銀器として均整がとれた造形に、未だ職人の痕跡を感じるマチエールは、今に自然と溶け込む魅力があります。
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Tasse de Cul Noir
黒というよりは小豆色のやわらかな表情に惹かれます。フランス北西部の伝統的な日用雑器「キュノワール」より、シードルを嗜むのに好んで用いられたとされるタッス。19世紀末頃。
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Montereau Assiette Octogonale vers 1830
淡く深く刻まれた経年の古色。器であることを保ちながら、200年という時間を確かに内包しています。1830年前後頃、モントロー窯のオクトゴナル皿。
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Chantilly Assiette Octogonale vers 1790-1805
作陶初期の貴族性と、革命後、作陶最盛期のブルジョワ性との狭間で、二世代を「橋渡し」をするかたちで、ごく短期間に存在感を示したシャンティイのファイアンスフィーヌより、オクトゴナル皿。1790〜1805年頃。
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17th Century Fragment of Majolica
デルフト産の陶器が趨勢を極めヨーロッパ中を席巻し「デルフト焼き」としての名と存在を確率する前時代に、オランダ各地で焼かれていたルネサンス期イタリア由来の陶器、マジョリカ焼き。17世紀の出土陶片。
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Creil Petite Assiette Octogonale
涼しげなノーブルを纏った佇まい。テールドピップらしいゆららかな表情の白色には、実直な清廉さを感じます。1810〜30年頃、合併前のクレイユ窯より、ファイアンスフィーヌ、ちいさめのオクトゴナル皿です。
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Trivet en fer forgé
鍋や薬缶を添えるにおいて、最も合理的で簡素な作りながら、道具の特性としての無骨さと素朴な佇まいからは、古き鍛冶屋による精巧で細やかな職人仕事の感性が仄かに香り、ゆららかな鉄味にも味わいがあります。19世紀初期頃、古い蓮鉄製のトリベット。
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Bocal d'apothicaire en verre soufflé
雑味を抑えた素朴な造形感覚が古ガラスの歪み、揺らぎといった手仕事の作為のない美しさを一層引き立てます。19世紀、フランス。吹きガラスの薬草瓶。
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Cuillère à Dessert 16.8cm en Métal Argenté
19世紀から20世紀初頭におけるフランス市民の食卓において好んで用いられた伝統意匠、センターラインハンドルの銀カトラリーより、一般的に主要規格としては殆ど造られなかった珍しい寸法のデザートスプーン。
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Fourchette à Dessert 17cm en Métal Argenté
19世紀から20世紀初頭におけるフランス市民の食卓において好んで用いられた伝統意匠、センターラインハンドルの銀カトラリーより、一般的に主要規格としては殆ど造られなかった珍しい寸法のデザートフォーク。
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Montereau Plat Carré en Faience fine
上質陶器/ファイアンスフィーヌの美質である陶胎の薄さと釉の高い透明度により緊張感を纏いつつ、プロダクトとしての実直さも備えています。1830年代頃、初期モントローの角皿です。
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Creil et Montereau Pletit Plat Creuse
大きすぎない寸法とわずかな深さ。リム幅は狭めでゆとりをとった見込み。定番とも呼べる白釉の半陶半磁器ですが、ちょっと珍しい設計の妙になんとも惹かれた1枚です。19世紀末頃、クレイユ・エ・モントロー社のリム深皿。
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Plat en Faience de Moustiers/Varages
程よく肩の力が抜けた穏当でおおらかなエレガントは、この時代の同地の工芸品らしく魅力的です。18世紀後期、ムスティエ・ヴァラージュ焼きの白釉皿です。
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Plat Ovale en faience fine de Lorraine
18世紀末頃、現フランス東部ロレーヌ地方より、パリのポントシューとは異なる文化を築いた初期ファイアンスフィーヌのリム皿。
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Petit Gobelet en Argent Massif
パリの蚤の市で見つけた、1900年代前期頃、フランスの純銀酒盃です。なんと言っても寸法。珍しく、そうはないものです。ヨーロッパの一般的な規格にはない寸法ですが、日本人には酒器や茶器として、自然と馴染みが感じられるだろうと思います。
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Assiette en Faience de Moustiers/Varages
一般的に知られる白釉と比べると仄かに青磁のようなニュアンスを帯びており、どこか東洋の陶器にも通じるような滋味は、食卓のしつらえの和洋も問わないだろうと思います。18世紀半ば頃、プロヴァンス。
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Vieux Paris Tasse et Sous-tasse
革命後のパリ市民の田舎趣味の一端が垣間見える、長閑で愛らしい風景画は魅力的。華美に寄らない素朴な筆触に癒されます。19世紀、パリ窯のカップ&ソーサーです。
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3 Oiseaux en plomb vers 1920
19世紀〜20世紀前半頃まで男の子の玩具の定番品であったミニチュアのジオラマ人形。アンデルセンの童話「スズの兵隊」は、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。農場風景を構成した一群から、鶏と鳩を3匹選んできました。
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Petit étui à Mètre ruban vers 1900
手描きでディエップ(Dieppe)の文字。イギリス海峡に面したノルマンディー地方の港町です。当時、きっと町の日用雑貨屋で売られたのですね。愛らしくて精巧な、状態の良いものを見つけることができました。小さな古い巻尺。
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Factory-made Slipware Child's Mug
造形は精密ながら、緊張をほぐすような緩やかな施釉に惹かれました。1810〜40年頃の英国より、工場製スリップウェアのチャイルズマグ。
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Assiette en Faience fine/Creamware
やわらかな象牙のマチエールに、古典建築を想起させる装飾リム。伝統的な西洋工芸固有の気配を纏いながら、絢爛になり過ぎることのない控えめな印象で今の時代との親和性も感じます。1800年代初頭頃の軟陶皿。
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Creil Moutardier sans couvercle
やわらかな曲線を生かしつつ端正な造形に加わった細描きの輪線文のやさしい緊張感がなんとも好ましいです。愛らしくも、穏当なノーブルを湛えたパリ広域圏のブルジョワ的気配を纏った佳品。1820〜30年代頃、初期クレイユ窯。
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Fourchette à Rôti en Fer forgé
唐草文のような小気味良い螺旋装飾。暖炉脇に飾ることを踏まえた、遊び心すら感じる意匠性に何より惹かれ、ざらりとした柔らかな鉄味も雰囲気があります。18世紀頃、フランスの蓮鉄製肉叉。
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Bourse à Jeton
かつて賭博は富裕層にとって嗜みであり、またささやかな気晴らしでもありました。ブルス・ア・ジュトン。19世紀に代用貨幣を収納するために用いられた巾着袋です
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Musique sur Faïence
音楽がモチーフに描かれたいたことが目に留めるきっかけでした。とは言え、手元に寄せたいと心動かされたのは、描き足していくにおけるセンスと、経年の古色の塩梅のよさ故です。18世紀、フランスのファイアンス焼き色絵皿。
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Lèchefrite en terre cuite
素朴で雰囲気ある茶釉の表情に、ぐっとこちらを惹きつける存在感は王道然としています。当時の庶民の暮らしぶりを想像したくなる、西洋らしい古陶器です。レッシュフリットの名で知られる調理用の耐熱皿。
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Creil Assiette Dodecagonale vers 1800-30
直線美と彫刻的な陰影が食卓を引き締め、控えめな品の良さは、添える料理をぐっと引き立てくれます。ファイアンスフィーヌ、テール・ド・ピップ。1800〜30年代頃、初期クレイユ窯のドデカゴナル、十二角皿です。
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Tasse de Normandie
フランス北西部の伝統的な「キュノワール」は好事家には広く知られているところですが、19世紀末頃、背面に青・黄・灰、等々のさまざまな釉薬を用いた色彩豊かな手が少ないながら作られたことは、あまり知られていないかもしれません。ノルマンディー地方のシードル用タッス。
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Pichet à Cidre Cul Noir
道具箱と作業用の椅子だけを持って行商し、町を訪れては大きな声で「壊れた陶磁器はないか!」と呼びかける。そんなさすらいの修繕屋が、きっと直してくれたのでしょう。19世紀、ブリキ直しのキュノワール水差しです。
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Verre à Contiture / Gobelet
見かけることのない寸法と造形。僅かにクリスタルガラスの性質を帯びた柔らかな白色に、揺らぎかしぎもたっぷりで雰囲気があります。おやっと目を引いた珍しい吹きガラス器。19世紀半ば頃、ベルギー近郊。
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English Hand Blown Glass
ビールを愉しみたい古物好事家のために。宙吹きで仕上げられ、かつ加飾のないような素朴な手は、存外見かけることが少ないのです。19世紀末頃、イギリスのシンプルな吹きガラス製タンカード。
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Stammhaus "Stringel" in Karlstadt
いつかの誰かのちいさな物語。そういうものに触れたくて、この仕事をしています。蔦に覆われた煉瓦造りの館から、そこに住む子供たちが毎日のように駆け出していってた時代に、勝手な想いを巡らせます。G.パヴリチェックによる、カールシュタットの生家。
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Art Populaire sur Faïence
確固たる様式美は、フランスの錫釉陶器がもつ魅力の一つですが、寧ろ寧ろ民衆芸術としてのパーソナルな気配こそを一層つよく感じます。18世紀、フランス地方部のささやかなフォークロア。
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Creil et Montereau Grand Pot à Contiture
雑味のないミニマルな造りが好きで、見つけたときには仕入れるようにしています。バルリュエ社、1876〜1884年頃。クレイユエモントローのコンフィチュールポットです。
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Risler kist Cuillere à Cafe en Argent Massif
ジャン・アンリ・リスラーキスト。アルザス地方ミュールーズで代々オルフェーヴル(銀細工師)を営んでいた職人による純銀カフェスプーンです。1840〜70年代頃頃。
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English Ironstone Lim Plate
フェザーリムに藍の輪線という18世紀以来のクラシックを踏まえつつ、浮き彫りのコントラストが控えめで、気のおけない佇まい。1900年頃、英国製のリム皿です。
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Baccarat Verre à Pied vers 1950-60
国際規格のテイスティンググラスの形状とも近しく、日常のワイングラスとして用いたい。1960年代〜70年代初期頃、バカラ社。
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Baccarat Verre Gobelet vers 1950-60
1950年代後期〜60年代、バカラ。白眉はモダンデザインの潮流が成熟期を迎えたなかで生み出されたロダクトの、美しくアノニマスな佇まい。潔い美しさが詰まった縦型のゴブレです。
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18th Century Enamel Glass Bottle
どこか間の抜けた朗らかな白鳩の表情に惹きつけられてしまいました。ドイツ、オーストリアを中心に、スイスやフランスのジュラ地方から中欧諸国に至る地域一体で、当時好んで作られた18世紀、エナメル絵付けの祝祭用酒瓶です。
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Fourchette à Entremet en Métal Argenté
フランスの市民の食卓において、もっとも好んで用いられてきた、センターラインの伝統的なハンドルデザイン。これ以上もこれ以下もありません。シルバープレートのアントルメスプーン。
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Cuillère à Entremet en Métal Argenté
フランスの市民の食卓において、もっとも好んで用いられてきた、センターラインの伝統的なハンドルデザイン。これ以上もこれ以下もありません。シルバープレートのアントルメスプーン。
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Digoin Sarreguemines Petit Pichet 11.4cm
さまざまな寸法で存在する、この時代の窯を象徴するカタチの1つでもある水差しですが、殊にこの寸法にこそ狙いを定めて普段から探しています。1920年代頃、ディゴワンの水差し。高11.4センチ。
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Petit Assiette de Delft XVIIème
シノワズリによる藍絵。描き手の東洋情景が生んだ見込みの有機的な草木模様に比して、均等なリズムで幾何学的に配されたリムの装飾趣向からは、西洋固有の啓蒙主義的美意識の工芸における萌芽も感じられます。18世紀、デルフト焼きの小皿。
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DIgoin Sarreguemines Assiette épaisse
フランスのテールドフェールらしい柔らかな肌合いに、質実剛健を感じるタフな佇まい。相反する要素を合わせ備えた塩梅のよさこそが、この種の厚皿の魅力でしょう。修道院や宿舎といった公的な場所の食堂で日常使いされた白釉厚皿。
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Verre à Pied vers 1750
底部に向かってまっすぐとテーパードした、真横から眺めたときの端正で潔いプロポーション。ステムは六角に面取りをしつつ内側を空洞とし、フットも縁を折り畳み円錐状とした古い時代固有の成形法を用いています。1700年代中葉、フランスの吹きグラス器です。
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Baccarat Verre Gobelet vers 1950-60
やや小ぶりですらりと細身な設計に親近感を覚えるのは、やはり自分が日本人だからなのでしょう。一口ビールグラスとしては勿論のこと、冷酒を注ぐも佳しと思います。推定1960〜70年代頃成形、オールドバカラの5オンスグラスです。
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Baccarat Petite Flûte à Champagne vers 1960
すらりとした佇まいと端正な造形。これからの暑い夏の季節に冷茶器として活躍する場面が目に浮かんで手にとったものです。1960年代頃、バカラ。小さめのフルートグラス。
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Pichet a huile de Dordogne/Périgord
フランス南西部内陸、ペリゴールより。飾り気はなく、全体の印象は粗野で素朴。例えば同じ南フランスの明朗快活としたプロヴァンス気質とは異なる、どこか内向的で静かな気配を纏った19世紀の油差しです。
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Vire-Omelette Provençal
19世紀のプロヴァンスより、オムレツ皿。調理時には蒸し焼き蓋とし、仕上がりひっくり返したときには盛り付け皿とできるよう実用的に設計されたヨーロッパ南西部の伝統的な民陶。
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Petit coffret en bois vers 1800
農耕ができない厳しい冬籠りの時期に、女性は羊毛紡ぎをし、男性たちはさまざまな手彫りによる木工調度品が作ったといいます。18世後期〜19世紀初期頃、フランス・アルプス。手彫りのちいさなコフレ。
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Plat en Val de Loire
フランス中央部、ロワール川近郊で、より田舎的で素朴な土地の陶芸に、近代的で端正なスタイル(北方、キュノワールであったりの影響)を取り入れて、19世紀に作陶されたものだろうと考えています。アールポピュレールの魅力が詰まった赤褐色釉の大皿。
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Saint-Amand-en-Puisaye Pichet à Vin
無釉の焼き締めである備前焼のような胎土とフランスらしい朗らかな褐釉が施された、独特のコントラストの妙に惹かれて手にとりました。19世紀、サンタマン・アン・ピュイゼの水差し。
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Saint-Louis Verre à Pied 1960/70
雑味のないモダンでニュートラルなプロポーションのすらりとした立ち姿。 1950〜60年代頃、サンルイのステムグラスです。
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Bordeaux Tasse Blanche
すんっとした佇まいに手仕事を感じるハンドルの造形となめらかなテールドフェールの乳白。19世紀後期、ジュール・ヴィエイヤール社ボルドー窯のデミタスカップです。
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Verre Soufflé à Pied 9.7cm
当時はパート・ド・フリュイやトリュフを盛り付けたのでしょう。愛らしいデセールから冷製アントレまで、絵になる器です。19世紀、フランス。ちいさな脚付きの吹きガラス鉢。
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Verre Soufflé à Pied 8.2cm
フランスらしいクラシックで瀟洒な佇まいは、透明な器胎だからこそ全体は華美に寄らず素朴さを湛えています。19世紀、フランス。ちいさな脚付きの吹きガラス鉢。
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Panier de fromage suédois
西欧ではあまり見かけないこの造りが好きで、以前から扱ってきました。今回紹介の個体は枷せた木肌と抑えられた彩度が抜群に雰囲気があります。19世紀のスウェーデンで、木の根を編み成形されたチーズの水切り籠。
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Plat Oval en Faience de Salernes
雑味のないシンプルな造形にまろやかで瀞みある釉調。19世紀初期、南フランス。ムスティエ、ヴァラージュ近郊にあった小さな村、サレルヌで作陶された白錫釉のオーバル皿です。
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