menu

Items / Pottery

Plat en Val de Loire

 

フランスの民衆芸術(アールポピュレール)の魅力が詰まった赤褐色釉の大皿です。

カタチと釉調の気配はキュノワールを想起させますが、背面の素焼きの陶肌から見るに、少し異なる焼成方法を用いていると考えられます。フランス中央部、ロワール川近郊で、より田舎的で素朴な土地の陶芸に、近代的で端正なスタイル(北方、キュノワールであったりの影響)を取り入れて、19世紀に作陶されたものだろうと考えています。

なんとも言えないニュアンスを纏った色合いの向こうに、山間の村々の景色が見えてくる気がします。

存在感の説明は不要でしょう。大きな寸法ゆえに食卓に取り入れる難度が低くはないですが、使いこなせたなら設えを整え引き締める、抜群のカッコよさがあります。

 


 

φ30 × H6.5cm

(ご売約済)

Related posts

テキストのコピーはできません。