フランスの古物は、クープランを立ちあげる出発点となります。
フランスで、或いは古物でなくてよかったのかもしれないという考えも、一方で未だにもっていますが、縁あり、若い頃にフランスの音楽に聴き馴染み、文学を読み学んだなかで、今は、彼らが見てきた世界の風景の欠片とも言える古物に、文化、歴史を通じて物事の在りかたの深層に近づいてみたいという想いを託しています。
ごく個人的に、生きるにおける感覚値に添いながら、同時にいつまでも遠い、かつての異国。
内在する理性に、物語の誘いに、身体を委ねる。果てのない学びや好奇心。
お客様や友人達と交差する瞬間があればしあわせだなと思います。