Other
日々の旅。日常は、羞じらいや緊張、可笑しさや軋みなど曖昧な気分を見つける小さな旅の繰り返しです。そんな不確かで不均等な日々の気分を 男らしい、女らしい、という感覚に捕われず 時代や物語のイメージを重ねて 衣服として表現します。
18〜19世紀、ムスティエ、及びヴァラージュ焼の歩み
フランス南東部プロヴァンス、コートダジュール内陸の山岳地帯に位置するちいさな村ムスティエ=サント=マリー(以下ムスティエ)で代々陶器製造を営んできたクレリシー家の家内制手工業の拡張に端を発し、同地近郊は、18〜19世紀と通じてのプロヴァンス地域、ひいてはフランスにおける近代ファイアンス産業の中心地の1つとなりました。
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Baccatat 1950-60's / バカラ 1950-60年代
オールドバカラ、そんなふうにひと括りに記号化されることも多いですが、実際には年代ごとに各々の美質や纏う気配があります。 1950〜60年代頃のバカラ。量産と流通(加えてコンプライアンス強化)という世界的な潮流が同社にも押...
couperin avec susuri
「お召しの衣服、素敵ですね」。クープランにお越しいただいた、その時点では初めましてだった susuri 齋藤夫妻にかけた一言から縁が紡がれていき、その後、古物と衣服を通して個人的な交感を数年間続けさせいただきました。 自...
Classical Music by various transcriptions
例えば、個性が強いアイラウイスキーの魅力の本質に、飲み口優しいハイボールで嗜んでいるうちに気づき、やがて取り憑かれていくように。時代固有の技法や形式といった教養を聴き手に迫りがちなクラシック音楽ですが、旋律や和音、あるい...