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Items / susuri

susuri “Blind pullover ivory”

 

 

susuri (ススリ)、ブラインドプルオーバー。

中世の絵画から受けたインスプレーションを受けて生み出されたというプルオーバー式のブラウスです。

不均一な繊維が絡み合い生地の方々にできた糸の節(ネップ)。コシのない、自然な風合いのやさしくて柔らかなコットンが、秋の朝に吹く風のようにほんのりとした暖かさで肌を包みます。

ふわりとゆとりを持たせつつ、背面中心、袖付け部分にギャザーを施した後ろ身頃と、対照的にすっきりとデザインされた前身頃。クラシカルな趣きに現代的な着こなしやすさが同居した、とても上品な一着だと思います。

 

 

 susuri

日々の旅。日常は、羞じらいや緊張、可笑しさや軋みなど曖昧な気分を見つける小さな旅の繰り返しです。そんな不確かで不均等な日々の気分を 男らしい、女らしい、という感覚に捕われず 時代や物語のイメージを重ねて 衣服として表現します。

 

 

susuri 2019 A/W collection “egg”

孤独や偏見、劣等感、虚栄心、衝動や情熱、可能性や共感性など人が持つ様々な表情を、仄暗く冷たい失望に覆われた平坦な毎日から、激しく抗いがたい歓びの起伏に帯びた日々へ の変化を通して、愛の決まりのなさを描いた映画『THE SHAPE of WATER』。

控えめなエレガントさと強さ、儚さを内に秘めた登場人物たちが紡ぐ、ロマンティックなムードの映画の雰囲気を目指して形づくられシーズン。

ブルーとグリーン、レッドのキーカラーに、アイボリーやブラウン、ネイビーや黒などを加えたパレット。海や川、雨など水に生きる動物や植物とそこに関わる人々が、映画からモチーフとして抽出され、縦に長いシルエットを基本に、膨らんだり、すぼまったり、ねじれたり絞ったり。1着のなかにあるシルエットの変化が意識されたコレクション。

 

 

 

couperin avec susuri

「お召しの衣服、素敵ですね」。クープランにお越しいただいた、その時点では初めましてだった susuri 齋藤夫妻にかけた一言から縁が紡がれていき、その後、古物と衣服を通して個人的な交感を数年間続けさせいただきました。

自身の身体とすぅっと共鳴することに心躍り、気づけば増えていたワードローブの susuri。そして自分は、彼らがクープランで選んだ古物の一つ一つを覚えてます。そういうプロセスの大切さ。

クープランの真ん中にある古物を媒介として、世界がほんの少し拡がったなら。

奥深い過程をしずかに潜め、表出された衣服の浮遊感を素直に愉しむ。
眺め、纏い、その心地よさを感じていただけたらと思います。

 

 


 

<Shopping Information>

素材: コットン 100%
サイズ: 1 (女性サイズ フリー) / モデル身長:160cm

採寸:
肩幅 76.5 / 身幅 71 / 袖丈 40
裄丈 80 / 袖口幅 10 / 着丈 68.5cm

 

(ご売約済)

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