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Items / susuri

susuri “Kalmar Blouse Off”

 

susuri (ススリ)、カルマールブラウス。

柔らかなドレープ性とわずかな光沢。マテリアルの軽くて優雅な印象。

経緯に色の違うシルクと細番手のリネンの配列させて、シボ感のある細かいチェック織り生地で仕立てた、上質でやさしい雰囲気のシャツブラウスです。

フォーマルなデザインを踏襲することで、エレガントな印象を添えるのもススリのレディースウェアがもつ魅力の1つ。前身頃の烏賊胸は、19世紀以来、折目正しい男性の礼装品として親しまれたものです。

前身頃と後ろ身頃の切り替え部分の丈の違いは遊び心なエッセンス。

柔らかさと程よい緊張が同居した1枚は、マニッシュな秘書のイメージで。

さらりと羽織れる日常着こそ、細やかに丁寧に選び取りたいですね。長く着続けることで生地はより表情を帯びていきそうです。服が育っていったときには着こなし方を変化させて。そんな未来のプロセスも素敵だと思います。

 

 

susuri

日々の旅。日常は、羞じらいや緊張、可笑しさや軋みなど曖昧な気分を見つける小さな旅の繰り返しです。そんな不確かで不均等な日々の気分を 男らしい、女らしい、という感覚に捕われず 時代や物語のイメージを重ねて 衣服として表現します。

 

 

susuri 2020 S/S collection “cross the line”

先行きへの不安を抱えつつも力強く様々な文化を内包し膨らむ湿潤な街、香港。そこに暮らすエレガントで奥ゆかしく、誠実で健気な男女が出会い、別れるまでの、儚げで脆く、危うく張り詰めた恋の記憶の映画『花様年華』。

戸惑いや高ぶり、慈しみと慰めなど1つではない感情を同時に抱えてすれ違った記憶を振り返り、虚しさに切なくなるさま描いた映画をイメージして、甘美で曖昧、密やかに優雅。男と女の観念や古典とモダンなどスタイルの交錯という、susuriが目指してきた記憶を辿って、さらに次の一歩を踏み出す新しい形を目指し、中国の柄、果物や植物の色などをヒントに淡いコントラストでまとめ、伝統的な仕様のスリットに人々のすれ違いが現代の分断を重ねたシーズンです。

 

 

couperin avec susuri

「お召しの衣服、素敵ですね」。クープランにお越しいただいた、その時点では初めましてだった susuri 齋藤夫妻にかけた一言から縁が紡がれていき、その後、古物と衣服を通して個人的な交感を数年間続けさせいただきました。

自身の身体とすぅっと共鳴することに心躍り、気づけば増えていたワードローブの susuri。そして自分は、彼らがクープランで選んだ古物の一つ一つを覚えてます。そういうプロセスの大切さ。

クープランの真ん中にある古物を媒介として、世界がほんの少し拡がったなら。

奥深い過程をしずかに潜め、表出された衣服の浮遊感を素直に愉しむ。
眺め、纏い、その心地よさを感じていただけたらと思います。

 

 


 

<Shopping Information>

素材: リネン 59% / シルク 41%
サイズ: 1 (女性 フリーサイズ) / モデル身長:160cm
色: オフ

採寸:
肩幅 35 / 身幅 49 / 着丈 71 / 袖丈 61cm

 

(ご売約済)

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