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演奏: カフェ・ツィマーマン (古楽アンサンブル) 録音: パリ、ノートルダム・ド・ボン・セクール病院礼拝堂
背景:コーヒーハウスとバッハ
17世紀初頭にヨーロッパにもたらされたコーヒー豆は徐々に人々の嗜好品となっていき、バッハの生きた18世紀初頭には、生活に欠かせない飲み物となっていました。そんななかでドイツにおけるコーヒー取引の中心地でもあったライプツィヒで、市民や商人から学生までさまざまな人々が集まり賑わいを見せていたのが、コーヒーハウス「カフェ・ツィマーマン」です。
カフェ・ツィマーマン ヨハン・ゲオルグ・シュライバーによる版画からのトリミング (1720年)
そして、このコーヒーハウスを本拠に定期コンサートの開催等を行っていた音楽団体「コレギウム・ムジクム」の音楽監督を務めたのが、同地に居を構え聖トーマス教会のカントル (音楽家、兼指導者、兼聖歌隊の教育者) をしていたバッハでした。
定期コンサートで演奏された曲目の詳細は不明な点も多いそうですが、合計数百回を超えたことや、バッハ自身の作曲した作品がプログラムに名を連ねたことはわかっています。
このCDに収められている楽曲も、きっといつかの演奏会で取り上げられたのでしょうか。
古楽器によるバッハ、演奏している古楽団体の名からも空想のヒントを貰い、そんな過去に考えを巡らせて聴いてみるのも楽しいなと思います。
カフェ・ツィマーマン (Cafe Zimmermann)
1998年にバロックヴァイオリニストのパブロ・バレッティとチェンバリストのセリーヌ・フリッシュが結成した古楽アンサンブル。バッハが毎週コンサートを行っていたライプツィヒのコーヒーハウスにちなんだそのグループ名は、「人々が出会い、共に飲む」という開かれた精神をあらわしています。
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 / ヨハン・セバスチャン・バッハ (1685 – 1750) 以下同 01. アレグロ 02. アダージョ 03. アレグロ
オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055R (チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調 BWV1055の復元曲) 04. アレグロ
05. ラルゲット
06. アレグロ・マ・ノン・タント
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042 07. アレグロ 08. アダ-ジョ 09. アレグロ・アッサイ
ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050 10. アレグロ 11. アフェットゥオーゾ 12. アレグロ
Bach "Cello Suites BWV1007-10…
古楽器ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによるバッハの無伴奏
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16世紀ポーランド文化、素朴なリュートの響き
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バッハの深淵、音運びのことば、チェンバロの語り
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女声による清らかな初期ルネサンス、教会音楽の響き
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L'heritage de Petrus Alamire
15-16世紀ネーデルラントに響いたミサ曲を様々に