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フランスを主に、ヨーロッパの「昔」を紹介します。
価値観も理念も異なる国や時代に触れる。
そんな体験が、日々の暮らしを豊かにしてくれたら良い。
魅力的なモノ、興味深いコトを
心地よい距離感をもって、提案できればと思っています。
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Antique Baccarat “Petit Gobelet taille 6410”
洋の設えにはもちろん、和の設えにも溶け込むニュートラルな佇まい。冷酒のお供にいかがでしょうか。フランスの伝統的なフラットリブカットをデザインソースにして生み出された、通称「シカゴ」の名でも知られる、アンティークバカラの酒用グラス。
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Antique Baccarat “Gobelet taille 6410”
起き抜けのウォーターグラスとして、あるいは香り豊かなジンをトニックで割って食卓に添えても素敵です。カット番号6410。1900年代初頭、アンティークバカラのゴブレ。
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Smoker's Bow Windsor armchair
パブや酒場で、パイプをくゆらせながらエールビールやコーヒーを嗜んだことから「スモーカーズチェア」の俗称でも知られるスタイル。実直でいて品のある佇まい。19世紀英国の美しいローバックウィンザーチェアです。
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Le romantisme
ロマン主義の芽生。控えめなエレガントさを湛えた、そういうブルジョワが生きた古き時代。 あるいは彼が社交場で聴いたのは、ショパンの弾くバラードやノクターンだったかもしれない。19世紀初期パリ、油彩。
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Luneville "Panier Lim Plate"
経年により刻みこまれた古色の無垢な美しさは、日常使いにおいて、添える料理を自然に魅せる一助となる纏う表情にこそ心惹かれました。1900年代前後のフランス、リュネヴィル社のパニエリム皿。
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Christofle “Cuillères à Café"
フランス銀器の伝統デザインであるセンターラインハンドルを改良・発展させた、ゴルグ (Gorge) のモデル名を翳したクリストフル社オリジナルデザインの一品。日常の食卓に品格を添える、銀のティースプーン。
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サマデ、辺境の固有性
サマデ。フランス南西部、ボルドー近郊で1730〜1830年代の約100年間という僅かな期間に存在した小さな村のファイアンス。 18世紀フランスのファイアンス(陶器)において、ヌヴェールやムスティエ、ルーアンといった窯々と比べると、知名度は低く、模写・模倣の要素が強い装飾器や無加飾の白釉器であれば、自分を含めた日本人はもちろん、現地フランス人にも、ムスティエ、或いはヴァラージュ「辺り」と括られ掲示されることが多いのだろうと思います。
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19世紀、北フランス、民衆生活の匂い
19世紀初期の北フランスで、射撃大会のために作られようになったことが発祥と言い伝えられている番号付きの陶製カップ。若い数字から順に大きな寸法で作陶され、大会表彰の際に成績上位者が、順位に即した番号のカップに注がれたワインを飲んだのだそう。 同時にこの種のカップは、ライン川近郊の居酒屋や農場跡地で大量に発見された記録が残っています。大会の成績上位者用としてはかなり大きな番号のカップが存在することからも分かるように、発祥の逸話は1つの説で、実際には個々人のカップの識別が必要となる多様なシーンで用いられたようです。
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フォルジュレゾー、ノルマンディーのファイアンスフィーヌ
フォルジュレゾー。現存個体が元より少数、かつ作陶品の多くが無刻印で窯特定も困難なことから、日本ではまだあまり名前を知られていないのですが、19世紀初期に、良質なファイアンスフィーヌを作陶した陶器窯です。 1797年、窯は1人の英国人によって開かれました。ジョルジュ・ウッド。シャンティイやクレイユの製陶ディレクターを務めた記録も残っている人物です。シャンティイ、クレイユ両窯の経営陣にも英国人が携わっていましたが、この時代のフランス工芸に影響を与えた英国人の強いネットワークが感じられます。
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上質陶器、イタリアにおける一片のカタチ
19世紀中葉、イギリスで生まれた上質陶器クリームウェアの作陶技法は、ファイアンス・フィーヌとして認知度も高いフランスだけでなく、ヨーロッパ大陸を横断し、主権国家が形成せんとしている時代のイタリアにも伝播していました。
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ノルマンディ・ブルターニュ地方、農民のための
ブイィ・ド・サラザン(そば粉のお粥)。19世紀初期頃まで、冷涼でやせた土地でも収穫できるそばの実を挽いた粉から作るお粥は、素朴な家庭料理として、ノルマンディやブルターニュ地方の土地の農民たちの主食の1つであり、同時に希少な栄養源にもなっていました。 19世紀の鉄道発達により飼料確保が容易になったことで、改良・発展されていったそば粉のクレープ、ガレット・ブルトンヌは広く知られていますが、ブイィ・ド・サラザンは現地の人々にとっても、今では殆ど馴染みがない存在なのだそう。写真は、そんなかつての農家料理を食すために作られた真鍮スプーン。
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17世紀フランス、ヴェール・ド・フジェール
儚さと隣り合わせの危うい美しさには、ワインを愉しむというかつての朗らかな日常が内包されている。このグラスにワインが注がれていたこと。想像するだけで心踊ります。17世紀フランス、当時の気配をそのままのかたちで残した、素晴らしい状態のヴェール・ド・フジェール(羊歯ガラス)です。
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初期フランケンタール、古物は文脈を持ち、歴史を纏う
作陶から経営に到るまで万事に影響していた独仏の複雑な国境線争い。古物は文脈を持ち、歴史を纏っているということを染み染みと感じます。1755年頃、ドイツ、フランケンタール磁器窯で作られた古手硬質磁器の水差し。
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漂う修道院の日常
まっさらな白に縫い込まれた、ちいさな刺繍十字。 修道院で修練者としての生活を始めるにあたり、各自が持参したとされるリネン布です。製作経緯から採寸や素材感もまちまちで、そんなところに、かつて生きた名もなき人々の物語の集積を感じます。 使い込まれ風合いはしなやかに。修道院にまつわる物は多々存在しますが、修道士、修道女の暮らしを言葉通り肌で感じられる、そんな静かな一品。
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