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サイズ: W22.5 × D21 × H2cm
状態: 良好です。作陶時、釉薬の下側に欠けがございますので、写真をご確認ください。

 


 

1800年代初頭、ショワジールロワで作陶されたファイアンスフィーヌのオクトゴナルデザート皿。

数少ない貴族や有産階級を顧客に作陶されていた時代のファイアンスフィーヌ。
吸い込まれるような美しさと気品。
古手のオクトゴナル皿は、19世紀のフランス陶磁器文化を語るうえでも代えの効かない、クープランにとっても大切な存在です。ぜひ古物好きな方にこそ手にとっていただきたい1枚です。

古手のオクトゴナル皿については詳細な背景も綴っていますので、よろしければご覧ください。

> Assiette Octogonale Anciennne / 古手のオクトゴナル皿

200年近く昔の器として、ほとんど使用感の見られない良好な状態です。

一覧写真の通り、角部分2箇所に欠けがあるように見えますが
こちらは作陶時のもので、釉薬の内側部分となります。
愛らしさがありならがも、全体の美観を損なうものではありません。ご安心ください。

 

 

> Choisy le Roi (ショワジールロワ)

市民革命を経た1804年、パリから北に10km程離れた郊外に位置する工業地域圏 ショワジー ル ロワで、パイヤール3兄弟により開窯したファイアンスリー(ファイアンス陶器窯)です。

1863年、イポリット・ブーランジェが窯のディレクターとなったときに急成長を遂げ、1878年にはH.ブーランジェ社 (H.Boulenger&Cie) の名をかざし、当世有数のファイアンスリーとなりました。1920年には、クレイユ エ モントローと合併。HBCM (Hiperolyte Boulanger-Creil-Montereau) 社となり、作陶が続けられました。

ショワジー ル ロワの工場では1934年まで、HBCM社としては、合併先のモントローの工場で1955年まで作陶が続けられました。

1800年代初頭のファイアンスフィーヌから、1800年代半ば以降の半陶半磁器(テールドフェール)まで、特に19世紀を通して単独のショワジールロワとして作陶された品は、同国の産業革命と並行して窯が隆盛を極めたことを示すプロダクトとしてのブルジョワジー的な堅実な装いのなかに、フランスの中心地に窯を構えていたからこそでしょうか、どこか18世紀を思わせる前時代的な貴族趣味も見え隠れし、当世ならではの時の移ろいが強く感じられます。

パリという地が、作陶品の雰囲気を特徴付けると共に、アイデンティティーでもあったファイアンスリーだと思います。

 

販売価格(税別)
¥10,000
Stock:1点