Glassware / Item

Baccarat Petit Verre à Pied

 

もうじき訪れる年末年始。このグラスに冷やや冷酒を注げば、食卓はぐっと華やぎ豊かになるように思え、纏って出てきたものを揃いで譲ってもらうことにしました。

1950年代〜70年代初期頃のバカラより。フランスのもっとも伝統的なフラットカットデザインの解釈と再構築により生まれた、20世紀後半の社を象徴するような意匠の1つ。モデル・タリランドの脚付グラスです。

全体を可憐でやわらかな印象が包みながら、指に馴染んだときの程よい手取りの重たさとブレのないカットで表現された力強い縦の描線には、ここちよい緊張があります。遊び心すら感じるステムが西洋的感性の軽やかさです。硬質で薄く繊細なリムの口当たりは、注ぐアルコールのキレを一等引き立てくれますし、少量注ぐだけで絵になるの器でもあります。この時代のバカラらしい、モダンで穏当なエレガントは、和洋のしつらえを問わず、現代の食卓にも自然と溶け込んでくれることと思います。

 

Baccarat (バカラ)

世界で最も名高いクリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして知られるバカラ。

その歴史の始まりは、1764年、フランス王ルイ15世に認可され、ロレーヌ地方のバカラ村に設立されたガラス工房です。1816年、現在でもバカラと並んで称されるクリスタルガラスのブランド、サンルイとの一時的な合併時に技法を学び、最初のクリスタルガラスを工房にて製造。その後、1800年代半ばまでは合併、或いは流通提携を続けますが、1860年「バカラ」として正式に商標登録。現在までその歴史が続いていくこととなります。

デザイン、モデリング、ホットワーク(ガラスの吹き上げ作業)、コールドワーク(カッティング、装飾作業)。あらゆる工程に、超一級の職人の仕事が介在した惚れ惚れする程に素晴らしい作りの工芸品。

クープランでは、そんなアンティークバカラの中から、美しくも現代的な風通しの良さが感じられる、上品な絢爛さを纏った品を厳選、紹介しています。

 

Crystal Glass (クリスタルガラス)

清らかな透明感、美しい輝き、高音の澄んだ音色。まるで天然の水晶のようなであることから、その呼び名で呼ばれるクリスタルガラスは、特に西洋では、装飾芸術としてガラスの価値を高めた存在です。

通常のソーダガラスより硬質で、溶解温度も低く抑えられるという特徴から、繊細なカットやグラヴィールをすることができますが、その成形には高度な知識や技術が必要です。

例えば歴史ある工房では、火を用いてクリスタルを吹く作業「ホットワーク」と、製品を研磨しカットや装飾を施す「コールドワーク」の、それぞれの工程に専門の職人がおり、フランスが世界に誇る著名なクリスタル工房バカラやサンルイは、同国の最優秀職人 M.O.F. (MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE ) を多数輩出しています。

高品質なクリスタルガラス成型は、まさに伝統と技術の結晶です。

 


 

口縁径6.7 / フット径5.7 / H8cm

(ご売約済)

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