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古いものを長く使い続けるヨーロッパには、文化の影を残した古物が未だに残っています。長い時間を経て今の時代まで残っていた古物が昔を知る頼りになり、そうして知った昔が今をほんの少し豊かなものにしてくれる。暮らしの道具として、ただ眺めるものとして、知識の源泉として。様々な角度から古物をお楽しみいただければと思います。
Verre à Bistrot vers 1900
以前と比べても仕入れ難くなりましたが、方々の蚤の市でぽつりぽつりと見つけては、カタチや揺らぎ、状態を吟味し選び、紹介を重ね続けています。1900年前後頃、フランスのビストログラス。
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Verre Bourguignon vers 1750
1700年代中葉、フランス中〜北部より。ガラス製造がより大衆化し、器の寸法やカタチにバリエーションが増えていくのは1770年頃以降とされていますが、それ以前の古手の作りです。素朴で雑味のない造形にほのかな気品を兼ね備えたワイングラス。
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Bol suédois en verre soufflé
宙吹きによる不揃いの姿形に、揺らぎや傾ぎ。迫り上がった底面のポンテ跡も愛らしく魅力的です。古い時代の北欧に特有の器形。19世紀、スウェーデンの吹きガラスのヨーグルトボウルです。
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Verre à Pied Soufflé vers 1800
1800年代初期頃、古手の葡萄酒器です。マニファクチュアによる職人仕事らしい実直で良質な成形感。当時の市民階級の在りようを閉じ込めたような姿形は古物としての奥行きが深く、その滋味にこそ個人的には心を打たれます。
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Baccarat Verre à Pied 1960
モダニズムの潮流を経てこそ生まれた姿形は、決して無機質さなんかではなく、使う人や空間にこそ目を向けて設計され、生活に溶け込み、匂いや気配を纏ってこそ本当の魅力を放つ有機的なものです。オールドバカラのステムグラスです。
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Verre à Xérèz en verre soufflé
宙吹き成形ならではの気泡や揺らぎといった古い手仕事跡と、木型を用いたプロダクト然としたモダンな佇まい。1900年頃、フランスの小さなガラス酒器です。
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Baccarat Petit Verre Gobelet 1950-60
大胆なカッティングでありながら、同時に抑制が効いており、佇まいにはさり気ない上品さを感じます。現代の暮らしに生活道具として自然に溶け込む、穏当なラグジュアリー。モデル・タリランド。
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Baccarat Verre à Pied vers 1950-60
バカラ社。1960年代〜70年代初期頃。国際規格のテイスティンググラスの形状とも近しく、日常のワイングラスとして用いたい。常々探しており、生産数の多いモデルではないですが、今後も見つけられた折には紹介し続けたいと素直に思える、そんな佳品。
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Baccarat Verre Gobelet vers 1950-60
1950年代後期〜60年代、バカラ。白眉はモダンデザインの潮流が成熟期を迎えたなかで生み出されたロダクトの、美しくアノニマスな佇まい。潔い美しさが詰まった縦型のゴブレです。
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Baccarat Verre Gobelet vers 1950-60
やや小ぶりですらりと細身な設計に親近感を覚えるのは、やはり自分が日本人だからなのでしょう。一口ビールグラスとしては勿論のこと、冷酒を注ぐも佳しと思います。推定1960〜70年代頃成形、オールドバカラの5オンスグラスです。
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Saint-Louis Verre à Pied 1960/70
雑味のないモダンでニュートラルなプロポーションのすらりとした立ち姿。 1950〜60年代頃、サンルイのステムグラスです。
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Petit Verre à Pied XIXe sècle
19世紀中期〜後期頃。素朴な全体のプロポーションに、上品なステムのファセットカットがアクセントとなった、小さなガラス酒器です。古きフランスを心地よく愉しんでいただける佳品。
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Vetro del XVIII secolo
職人的精巧さを備えながら、漂う大らかさからは自然なイタリア半陶的気質を確かに感じます。イタリア人ディーラーから譲ってもらった、18世紀のガラス酒器です。
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Clichy Petit Verre à Vin 1870-90
パリに隣接する地域性もまさに感じながら、サン=トゥアンの蚤の市にて仕入れました。クリスタルリー・クリシー。工房の美質を存分に感じていただける、繊細優美な小さめのステムグラス。
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Baccarat “Service Forme 6185"
型吹きのゆららかなリブに空洞型ステム。中世のヴェネツィアンガラスのスタイルを、19世紀バカラ社の感性で昇華させた一品です。フォルム番号6185。アンティークバカラの小ぶりな白ワイン用グラス。
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Baccarat 1916 Gobelet pour Renaud
1915年、アルマン・ルノーに捧げられた工房による特注品。物語を所有する。生誕、結婚、或いは...、背景にどんな逸話が隠れているのだろう。オールドバカラ、カット番号7743。
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Antique Baccarat “Gobelet taille 5777”
さりげなく添えられた意匠の個性と、和洋問わずしつらえに溶け込む無理のないニュートラル。1900年代初期アンティークバカラ。カット番号5777、通称リシュリュー。
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Verre pour Liqueur à fond Trompe l'œil
ウイスキーやゴールドラムの琥珀色が一層美しく、とろりとしたガムシロップがそのまま凝固したようなニュアンス豊かなガラス胎の表情は、そのまま酒の肴にすらなるでしょう。19世紀フランス、トロンプ・ルイユのガラス酒器。
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Verre à anse en verre soufflé
ハンドル付きのガラス器というと、イギリスのデザート用パンチカップが思い浮かびますが、あちらが丸みを帯びて食器然のに対して、こちらは筒型なので、あくまで盃を想定していたものと思われます。職人の気まぐれの産物か、顧客の注文品か。1900年頃、フランス。
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1960's Baccarat Flûte à Champagne
リベラックのモデル名を翳したバカラのフルートグラス。1960年代。幾度か仕入れたことがある好みなモデルですが、ここまでボウルが細身の作りは初見でした。器丈20.8センチ、食卓ですらりと佇みます。
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19th Century Römer glass
オランダ、或いはドイツで成形された宙吹きのレーマーグラス。古い風俗画で、似たカタチのグラスをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。有機的に空間を引き締める、カタチと色。古典的なスタイルを踏襲した19世紀の一品。
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Verre à Pied Soufflé
ガラスの質とやや円錐型のフット形状から、19世紀中期以前の古い品だろうことが推測できます。今の日本の暮らしにも自然と馴染む中庸な寸法が魅力です。南仏の骨董屋で掘り出した古手の宙吹きワイングラス。
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Verre à Pied soufflé
傾ぎ少なく丁寧に仕上げられた実直で端正な佇まいと光に照らしたときに映るガラスの穏やかな揺らぎ。経験を通じて環境を克服し佳き仕事へと昇華させた、古き時代の職人の手跡。19世紀後期〜20世紀初期フランス。吹きガラスのステムグラスです。
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Verre pour Liqueur à fond Trompe l'œil
琥珀色のウイスキーやラムは、ティアドロップにより一層美しく。ガラス胎の透過を殆どしない程の厚みと、まるでシロップを垂らした水がそのまま凝固したようなニュアンス豊かな表情は、ずっと眺めていられ、酒の肴にすらできる気がします。19世紀フランス、トロンプ・ルイユのガラス酒器
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1950-60's Baccarat “Verre à Pied”
緻密な設計に基づき、熟練した職人によるマウスブローで仕上げられた器の佇まいは、実直でいてエレガント。バカラ社、1950年代〜70年代初期頃。美しい立ち姿の水用グラスです。
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1960's Baccarat “Flûte à champagne”
1970年代バカラ社、すらりと佇まう美しいフルートグラスです。スッと縦に長い21センチという高さに緊張を感じるプロポーション。食卓に品格を添えながら、時代特有のやわらかさは空間を調和させます。
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Poron en Verre du Languedoc
ガラス製造が近代化によりフランス全域へと普及する以前の19世紀初期頃まで、南フランスにおいて、その中心を担ったうちの1つがラングドック地方モンペリエ近郊です。ポロン。地域近郊の骨董屋で見つけた、小さなガラス酒器。
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18-19th Century Victorian Wine Glass
時代や国の個性を備えながら、現代の生活にも溶け込む抑制の効いた佇まい。無理なく保たれた均衡が魅力と感じます。1800年代半ば頃、英国。ジョージアン様式を踏襲した、ビクトリア時代初期のクランベリーグラス。
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Baccarat Verre à Liqueur
19世紀バカラ、ナポレオントロワ様式による金彩リキュールグラス。さり気なくて瀟酒な、19世紀後期の近代的ノーブルを感じる一品です。
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Verre Gobelet vers 1900
1900年代初頭に、リヨンのガラス工房より、デッドストックのゴブレ。整ったカタチの美しさと、垣間見えるわずかな揺らぎや傾ぎに潜む作り手の気配。プロダクト然とした全体を、作為のない職人の温もりや暖かさがそっと包み込んでいます。
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Verre à Pied Soufflé
すらりとした立ち姿はなんてことなく、けれど細部を眺め気づく「ちょっと良い」。古道具であることと生活道具であることが、過不足なく同居したステムグラス。
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Baccarat Verre à Vin vers 1950-60
上質さと必要な機能性を兼ね備えながら、あくまでごくニュートラルに。ヴィンテージバカラ、1950年代〜70年代初期頃。ちょっと良い普通なデイリーワイングラスです。
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Verre à Liqueur en Cristal Ancien
18世紀から19世紀初頭ごろ、小さなステム型の酒用グラスです。宙吹き成形、マテリアルはクリスタルガラス製。揺らぎや傾ぎ、職人による手仕事の温かな気配を存分に纏いながらも、高練度のクリスタルガラス固有の上品な白色に甘さはなく、佇まいには静謐さがあります。
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Baccarat 1950-60's “Verre Gobelet”
1950年代後期〜60年代半ば成形。当代のオールドバカラ、殊に無加飾のグラスウェアがもつ固有の美質には強く心惹かれます。潔い美しさが詰まった一品。縦型のゴブレです。
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Baccarat Combourg Verre à Pied
20世紀初期のバカラが生み出し、長く受け継がれていくこととなる、素晴らしいグラヴュールの一品。アシッドエッチングで表現された色気ある彫刻性は、かつてのアバンギャルドでしょう。オールドバカラのコンブール。
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Antique Baccarat “Gobelet taille 6410”
洋の設えにはもちろん、和の設えにも溶け込むニュートラルな佇まい。使いかって良きサイズも嬉しい。フランスの伝統的なフラットリブカットをデザインソースにして生み出された、通称「シカゴ」の名でも知られる、アンティークバカラのゴブレ。
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Bouteille en Verre Soufflé
1900年前後頃、細身のガラス瓶の紹介です。19世紀末以降、機械吹きによる大量生産が主流となっていく食料保存用のガラス保存器ですが、今回紹介の個体は、過渡期の時代に職人によって宙吹き成形された民芸品。古ガラスの歪み、揺らぎ。計算のない不均一さが愛おしいです。
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Verre à Pied Soufflé
古ガラスのゆらゆらとした揺らぎや成形の歪みに見える時代の気配。自然なプロポーション、サイズ、口当たりから生まれる使い勝手の心地よさ。19世紀後期頃、宙吹き成形のステムグラス。
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Lumignon en verre souffle XIXème siècle
作為のない美しさ、不安定の色気。室内装飾を用途としていた教会グラスは、食卓グラスと比べて仕上げがよりラフに為されており、歪みや揺らぎ、バリの多さが固有の美質です。状態の良い個体のみを厳選して仕入れてきました。
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Antique Baccarat “Gobelet taille 6410”
起き抜けのウォーターグラスとして、あるいは香り豊かなジンをトニックで割って食卓に添えても素敵です。カット番号6410。1900年代初頭、アンティークバカラのゴブレ。
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