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フランスを主に、ヨーロッパの「昔」を紹介します。
価値観も理念も異なる国や時代に触れる。
そんな体験が、日々の暮らしを豊かにしてくれたら良い。
魅力的なモノ、興味深いコトを
心地よい距離感をもって、提案できればと思っています。
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Lèchefrite en terre cuite
素朴で雰囲気ある茶釉の表情に、ぐっとこちらを惹きつける存在感は王道然としています。当時の庶民の暮らしぶりを想像したくなる、西洋らしい古陶器です。レッシュフリットの名で知られる調理用の耐熱皿。
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Fourchette à Entremet en Métal Argenté
フランスの市民の食卓において、もっとも好んで用いられてきた、センターラインの伝統的なハンドルデザイン。これ以上もこれ以下もありません。シルバープレートのアントルメフォーク。
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Cuillère à Entremet en Métal Argenté
フランスの市民の食卓において、もっとも好んで用いられてきた、センターラインの伝統的なハンドルデザイン。これ以上もこれ以下もありません。シルバープレートのアントルメスプーン。
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Baccarat Verre à Pied 1960-70
モダニズムの潮流を経てこそ生まれた姿形は、決して無機質さなんかではなく、使う人や空間にこそ目を向けて設計され、生活に溶け込み、匂いや気配を纏ってこそ本当の魅力を放つ有機的なものです。オールドバカラのステムグラスです。
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Baccarat 1960-70 Verre Gobelet
やや小ぶりですらりと細身な設計に親近感を覚えるのは、やはり自分が日本人だからなのでしょう。一口ビールグラスとしては勿論のこと、冷酒を注ぐも佳しと思います。推定1960〜70年代頃成形、オールドバカラの5オンスグラスです。
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DIgoin Sarreguemines Assiette épaisse
フランスのテールドフェールらしい柔らかな肌合いに、質実剛健を感じるタフな佇まい。相反する要素を合わせ備えた塩梅のよさこそが、この種の厚皿の魅力でしょう。修道院や宿舎といった公的な場所の食堂で日常使いされた白釉厚皿。
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ペクソンヌ、不意の独自性
ペクソンヌ窯。現在の市場で見つかるのは、主にはフェナル・フレール(1857年頃より)ブランドの個体でしょう。特に1870年以降、普仏戦争の影響でサルグミンヌの街からペヌソンヌへと逃れてきた陶工たちが従事したことで、村の製陶業は小規模ながらも確かな発展を遂げ、最盛期を迎えました。
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グリニー、多層的な誘い
リヨンからローヌ川に沿って約20キロ南郊外に位置するアルボラスに1829年に創業した陶器窯は、1837年には近隣のグリニーに第2の窯を開き、その後も様々な変遷を経ながら、1960年代まで作陶を続けました。 ローヌ川のふもとに位置し、良質な水源に恵まれていることに加え、フランス革命後、リヨンからサンテティエンヌへと鉄道が走ったことで製品輸送における利便性を得たことが、窯設立において同地が選ばれた理由でした。
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プロヴァンス民陶の香り、アプト焼
18世紀半ばの勃興以来、アプト、及び近隣カステレの村で地場産業として拡がり、小さくも奥深い独自発展を遂げた陶器、アプト焼。 ノーブルな優雅さを湛え、同時に土地の気候・風土が生んだ大らかさを優しく纏い、全体を調和させているのは「カタチ」の高い精度だと思います。
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心惹かれたアゲートウェアの記録
ウェッジウッドの創始者ジョサイアの兄で、陶芸家のトーマス・ウェッジウッド4世が1730年代に生み出したとされ、当時の英国陶芸の大家トマス・ウィールドンや、前述したジョサイアにより改良と発展が試みられながら、1780年代ごろまでの短期間、初期アゲートウェアの作陶は行われました。
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ブルジョワ的ノーブル、初期パリ窯メゾン・ロクレ
フランス革命期。18世紀末、パリの磁器(=通称パリ窯)、メゾン・ロクレ。 パリ生まれのジャン=バティスト・ロクレ (1726-1810) が、当時のヨーロッパで磁器製造の最先端だったドイツまで赴き知見を広げ、帰巴後にフォンテーヌ・オ・ロワ通りに開いたメゾンです。 所謂「パリ窯」には18世紀末と19世紀以後の大きく分けて2つの時代区分が存在しますが、ロクレ&ルシンガーは、1770年代初頭に、王立窯セーヴルの持っていた磁器製造の特権が緩和されたことで生まれた最初期のパリ窯で、王族の保護下になかった当時としては唯一のパリの私営磁器窯です。セーヴルの影響を受けながらも、18世紀以前ならではの独特な揺らぎある硬質磁器を、より実直に軽やかにロクレ&ルシンガーは作り上げました。
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メネシー、控えめな18世紀的フランスの感性
18世紀中庸、1738〜1765年頃。ルイ15世治世下、シャンティイ、サンクルーと並び、フランス革命前のパリで王侯貴族の心を喜ばせたメネシー・ヴィルロワの軟質磁器。古手の軟質磁器には、主要顧客の嗜好ゆえ、絢爛華美な多彩の器も多いですが、柿右衛門様式による伊万里焼き、或いはドイツ、マイセン磁器の伝統に倣い、少数ながら作陶された藍絵単彩の器が、個人的には、古色と現代的な風通しの良さの塩梅よく、ごく心惹かれます。
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忘れられた19世紀初期の名陶器窯、セーヴル
パリの西部近郊に位置し、セーヌ川に面する閑静な町セーヴル。磁器窯セーヴル焼きで著名な地に、19世紀初期にごく僅かな期間存在した陶器窯セーヴル。セーヴル焼きと直接の関係は見つけられていませんが、フランス革命によりセーヴル焼きの王立磁器窯が破壊されて一時閉窯した直後、1798〜99年に活動を開始したことや、初期の社名において「市民のための白釉陶器のマニュファクチュール – ユペ、ジェロ社 / Manufacture de terre blanche des citoyens Hupais, Gélot et Cie」と、市民の一語を翳していた時期があることを踏まえても、経営における設立地の選定や方針に、フランス革命からの一連の流れがあったことは、容易に想像ができます。
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わからない愉しさと美しさ
マチエールがステップを刻む。えも言われぬ施釉の表情と、全体を構成する優美を整えたモデリング、刻まれた古色。 出自不明。ファイアンスフィーヌの作陶技術を基盤に持ちながら、同時により伝統的なファイアンス陶の要素も取り入れ、けれど目指す先は、やがて確立される新時代の半陶半磁器にある気がする。現代的フランス工芸史観では焦点が定まらない浮遊感を、現代的価値観に即した美意識が統御している。必然なのか、偶然なのか。
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