フランスを主としたヨーロッパの古物を紹介しています。
価値観も理念も異なる国や時代に触れる。
長い時を経てきた古物は昔を知る頼りになり
そうして知った昔が、今をほんのすこし豊かなものにしてくれる。
奥深い文化への興味と、日々日常の暮らしを行来しながら
しなやかに気持ちよく古物と付きあっていけたらと思います。
17世紀、子供のための革靴
オランダ、アムステルダム近郊で発掘された17世紀、子ども用の革靴。 当時のオランダの都市生活。子どもの身体。 小さな革靴の部分に微かに残る人々の気配に耳をすませます。
更に詳しく読む
人の作為、自然の無作為
ダッチマジョリカ、大鉢陶片。 秩序や清潔といった17世紀、ネーデルラントの近代都市的な指向を、白という錫釉のみの構成だからこそ、より意識させられ、そこに刻まれた細かな擦過痕や汚れ、欠けが、時間の詩情を誘います。
更に詳しく読む
南フランスの石屋根材
南フランスで仕入れた屋根材として用いられただろう一枚の薄い石板です。 規格化する以前の手割りの石板で、フランスの中央山地南部〜ピレネーの一帯から出てきたものと伝え聞いています。
更に詳しく読む
ピレネー山脈、チーズの意匠型
草木や家畜、或いは石造りの家や湿った貯蔵室の匂いを、一つの小さな民具から嗅ぎとります。 スペイン北部、ピレネーの山岳地帯でチーズの表面に文様を押し当てるために用いられた意匠型。
更に詳しく読む
黒い線の集積
生活の具体と結びつきながら、存在としては控えめな民具。かつて在った農村的な時間のほんのささやかな残香。鳥猟の際に葡萄を一房収めて、囮の役割を果たしたと伝え聞いています。
更に詳しく読む
生活と信仰のあわいの、ささやかな断片
建築、あるいは祭壇装飾の一部だっただろう小さな天使の石彫。 古風で地方的な造形の素朴さに惹かれました。
更に詳しく読む
デルフト写し、ニュルンベルクの白釉器
ドイツのニュルンベルクより。ピューター製の蓋を伴った、デルフト焼に由来する小型の白釉水差しです。 中世末期以来、職人と工芸の都市として知られ、近世にはイタリアと北方ヨーロッパを結ぶ南北交易の要衝として栄えた古都ニュルンベルク。この都市に開窯したファイアンス工房は、オランダから伝わった錫釉陶器の技術語彙を引き継ぎ、地場の金工芸/ピューター職人の技術と結びついて、地域周辺の都市生活者がもつ磁器的な白への羨望・需要を、18世紀を通してファイアンスの側から支えました。
更に詳しく読む
18世紀、デルフト焼の中鉢
18世紀、デルフト焼の中鉢。 草花の周りに星空のように散る小花と、飛び交うような鳥は、鳳凰や瑞鳥でしょうか。東アジア由来の花鳥文の西欧的な解釈です。絵具の溜まりや輪郭のにじみは、錫釉の上に描かれたコバルトならではの景色で、環境が生んだおおらかさもそのまま器肌に残っています。朗らかで、どこか戯画的な印象にぐっと心を掴まれました。
更に詳しく読む
More Notes
Online Shop
Assiette en Faïence à décor en Camaïeu Bleu
素朴な筆使いと、余白を生かした牧歌的な絵の美観にすっと惹かれた一枚です。18世紀、ファイアンス焼の藍絵皿。
更に詳しく読む
Baccarat|Petit Verre Gobelet vers 1950-60
カットの大きさと器形の自然な均衡。古典的な装飾感覚を残しながら、佇まいには品があり、20世紀のバカラらしいモダンデザインとの親和性を感じます。モデル・タレーラン。
更に詳しく読む
Baccarat|Petit Verre Gobelet vers 1950-60
フランスの伝統を汲みつつ再解釈を経て生まれたバカラを象徴するモデル。アルクールのゴブレ。
更に詳しく読む (ご注文可能)
Montereau|Assiette Ronde
日々の食卓で使われてきただけに、伝世している数が多くはありません。19世紀初期、モントロー製陶所。プレーンな丸型のリム皿です。
更に詳しく読む (ご注文可能)
Montereau|Assiette Octogonale
精製された白い陶土を石膏型で成形し、透明釉を施した、テール・ド・ピップとも呼ばれるファイアンス・フィーヌ。19世紀初頭、フランス。モントロー製陶所によるオクトゴナル皿。
更に詳しく読む (ご注文可能)
Assiette à Dessert Octogonale
柔らかな滲みや、見込みにナイフで刻まれた使用痕。清潔な古色に惹かれます。19世紀初頭、フランス。デザートサイズのオクトゴナル皿。
更に詳しく読む (ご注文可能)
More Items