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フランスを主に、ヨーロッパの「昔」を紹介します。
価値観も理念も異なる国や時代に触れる。
そんな体験が、日々の暮らしを豊かにしてくれたら良い。
魅力的なモノ、興味深いコトを
心地よい距離感をもって、提案できればと思っています。
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Pichet a huile de Dordogne/Périgord
フランス南西部内陸、ペリゴールより。飾り気はなく、全体の印象は粗野で素朴。例えば同じ南フランスの明朗快活としたプロヴァンス気質とは異なる、どこか内向的で静かな気配を纏った19世紀の油差しです。
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Vire-Omelette Provençal
19世紀のプロヴァンスより、オムレツ皿。調理時には蒸し焼き蓋とし、仕上がりひっくり返したときには盛り付け皿とできるよう実用的に設計されたヨーロッパ南西部の伝統的な民陶。
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Plat Oval en Faience de Salernes
雑味のないシンプルな造形にまろやかで瀞みある釉調。19世紀初期、南フランス。ムスティエ、ヴァラージュ近郊にあった小さな村、サレルヌで作陶された白錫釉のオーバル皿です。
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Verre à Pied vers 1750
底部に向かってまっすぐとテーパードした、真横から眺めたときの端正で潔いプロポーション。ステムは六角に面取りをしつつ内側を空洞とし、フットも縁を折り畳み円錐状とした古い時代固有の成形法を用いています。1700年代中葉、フランスの吹きグラス器です。
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18th century England Twist Stem Glass
不透明な白い糸ガラスを螺旋状に編んだ繊細なツイストステムの装飾性。築的で清清とした感性で仕上げた近代英国らしい作り。1760〜80年代頃、18世紀後期の英国製ワイングラスです。
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Verre Bourguignon vers 1750
1700年代中葉、フランス中〜北部。古いガラス器の儚さを醸しつつ、宙吹き成形ゆえの僅かに傾いだ造形には、やわらかで長閑な印象も受けます。貴金属が含有したことによる仄かな灰みとボウル側面の気泡にも雰囲気があり、小さな器ですが、古い田舎工芸品の魅力がグッと詰まっています。
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18〜19世紀、ムスティエ、及びヴァラージュ焼の歩み
フランス南東部プロヴァンス、コートダジュール内陸の山岳地帯に位置するちいさな村ムスティエ=サント=マリー(以下ムスティエ)で代々陶器製造を営んできたクレリシー家の家内制手工業の拡張に端を発し、同地近郊は、18〜19世紀と通じてのプロヴァンス地域、ひいてはフランスにおける近代ファイアンス産業の中心地の1つとなりました。
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ささやかな個人美術とプリミティブ
脚や取っ手のない筒状の縦型グラス器、所謂現代のタンブラーは、フランスでは、飲み込む、丸飲みすることをを意味する「Gober」が語源とした「ゴブレ」の名称で、古くから日常食器として用いられてきました。時代や地域、そして身分・階層によって銀、ピューター、木、ガラスと素材もさまざまです。
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マリー・アンヌ・モランのための...
1700年代のフランスより、純銀製洗礼杯。 こうした杯は、幼児洗礼に際して、生まれた子の名前やイニシャルを刻み、主には実父母ではなく洗礼父(パラン Parrain)から贈られた記念の品です。
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19世紀、南フランスの黄釉雑器
北方のカンタルやサヴォワ地方にも似た手の造りが見られますが、絵付けの筆触と彩度や背面の処理から、南フランス、ガール県近郊、恐らくはサン=カンタン=ラ=ポトリ及び周辺で作陶されたもの。
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暖かさを彩る
18世紀の北フランス、リール近郊。 フランドル文化圏より、肉・魚を焼き上げるための錬鉄製グリルです。 日々家族が集って、寒い冬になれば身体をよせあい団欒の時間を過ごし、ハードな仕事を終えて空腹になったならご馳走を調理する。暖炉は、古くから家の中心で人生の暖かさをつかさどってきた、たいせつな存在でした。
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キュノワール、カルヴァドスのための
19世紀末頃、簡素な佇まいが好ましい、掌に収まる程にちいさな筒形のキュノワール。北フランス固有の美質を嗜みながら、茶器や酒器として、控えめな素朴は和のしつらえに馴染む親しみが感じられました。
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中世象嵌タイル
推定14〜15世紀頃、フランス中部ロワール川近郊より、建築床材として用いられた象嵌タイルは、4枚を合わせ並べることで八弁の円花文となります。ローマの時代から建築装飾として好んで採りいれられ続けてきたロゼットモチーフを構成する一片です。
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ノルマンディーの親密な緑釉器
フランス北西部、ノルマンディー地方内陸カルヴァス近郊より。 19世紀の食料保存器です。 近郊で作陶された工芸品としてはより広く知られたキュノワールの陶器と比べても生産圏が狭く、地域性の濃度を一層つよく感じます。主には酸化銅の特性を活かした緑釉は、日本の織部と似た焼成です。古くは建築用瓦・タイルの製造で知られ、当時、生産の中心だった地名をとり「(ル・)プレ・ドージュの陶器」とも呼ばれます。
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