French Music / Item / Music / Other Music
<Information>
演奏: ホルディ・マソ (ピアノ)
優しく柔和な光。近代南フランスの作曲家、デオダ・ド・セヴラックによる瑞々しいピアノソロ曲。 『休暇の日々にて』ほか収録。
地中海に面したフランス南部ラングドック地方で、スペイン貴族に連なる旧家に生まれたデオダ・ド・セヴラックのピアノ曲は、どこか懐かしく、また、ほかの近代フランス音楽とも一味違った雰囲気を纏っています。20代半ばで音楽家を志し、パリの音楽学校スコラ・カントルムに学び、その後、故郷南フランスに戻り、当地の生活や風土に根ざした悠々とした美しい旋律の音楽を、48歳という若さで亡くなるまで作曲し続けました。
「良い香りのする音楽」「土の薫りのする素敵な音楽」とはドビュッシーの言葉。
美しくも暖かで、心に寄り添ってくるような音楽はまさに南フランスそのもの。自分は彼の音楽を聴いていると、南フランスの自然豊かな景色と共に、笑顔に溢れ、そして自身の住む土地への愛と誇りに満ちた赤ら顔のマダムやムシューたちの顔がいつも思い浮かびます。土地に根ざした音楽家の綴る、素敵な田舎の情景を。
デオダ・ド・セヴラック (1872 – 1921)
01. 沐浴する娘たち -バニュルス=シュル=メルの思い出
02. 水の精と不謹慎な牧神 -ダンス・ノクトゥルヌ 03. 夾竹桃の下で -カタルーニャ海岸の謝肉祭の夕べ
04-11. 休暇の日々から 第1集
シューマンへの祈り
第1曲 お祖母様が撫でてくれる 第2曲 ちいさなお隣さんたちが訪ねてくる 第3曲 教会のスイス人に扮装したトト 第4曲 ミミは侯爵婦人の扮装をする
第5曲 公園でのロンド 第6曲 古いオルゴールが聴こえるとき
第7曲 ロマンティックなワルツ
12-14. 休暇の日々から 第2集 (3つの小品)
第1曲 ショパンの泉
第2曲 鳩たちの水盤 (ブランシュ・セルヴァ補筆) 第3曲 二人の騎兵
François Couperin on the Piano
クープラン、知的でモダンな18世紀の香り
Chopin "Ballades & Nocturnes"
19世紀パリ、プレイエル社の古いピアノでショパンを
Flour de Beaulté
中世キプロスのフランス音楽
Erik Satie
19世紀末パリの響きを、古いピアノで
Chopin "Piano Works"
19世紀パリ、音楽サロンの気配
Ravel “Transcriptions for Gui…
ラヴェル、色彩感覚と静けさのギター
Apollon Orateur
17世紀パリ、リュートの調べ
Debussy "Piano Music on the h…
100年前、古いパリのピアノでドビュッシーを