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Items / Pottery

Digoin Sarreguemines “Pichet avec Couvercle”

 

1900年前後、ディゴワン・サルグミンヌの白釉ピシェの紹介です。

特筆すべきは蓋付きであることですね。当時、窯の定番品として作られていたもので、クープランではこのカタチのピシェは、その時々でさまざまなサイズに出逢い仕入れを続けてきましたが、蓋付きの個体は殆ど見かけたことがありません。

ピシェ本体の無駄のない美しいプロポーションと可愛らしさを携えた蓋。どんな空間にも自然と馴染むアノニマスな佇まいには安心感があります。健やかなアンティークオブジェだと思います。

蓋付きであることは、保存器としての実用性にも繋がりそうです。キッチンに添えて茶葉や香辛料のストックに。あるいは室内でインテリアとして飾りながら生活感のある道具を隠す用途にも。ゆとりあるサイズも収納には嬉しいです。

使用感はありません。恐らくはデッドストック。素晴らしい状態の白釉器です。

 

 

Digoin Sarreguemines (ディゴワン サルグミンヌ)

1790年、フランスとドイツの国境の町サルグミンヌに開窯したファイアンスリー、サルグミンヌが、1870年、当地がフランス領からドイツ領となり陶器に莫大な輸出税が掛かるようになったことを受けて、元々陶器文化が栄えていたブルゴーニュ地方にある町ディゴワンに、1879年に製陶所を構えた(当地に既存であった窯との合併というかたち)のが、現在、ディゴワン サルグミンヌと呼ばれているファイアンスリーの歴史の始まりです。以降、様々な変遷を経ながらも2007年までその歴史は続きました。

サルグミンヌ単独窯時代の初期には貴族や有産階級を主な顧客とした上品で希少なファイアンスフィーヌが、サルグミンヌ単独窯時代の後期〜ディゴワンでの作陶が活発になる19世紀末以降には、少しづつ大衆化していき、機能的で軽やかな陶磁器が製陶されました。

 

 


 

<Item Information>

サイズ: W21 × D14.5 × H22.5cm / 本体のみ H17.5cm
状態: おそらくデッドストック。使用感のない良好な状態です。

 

(ご売約済)

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