Moustiers/Varages Plat Ovale 27.8cm
緊張というよりは大らかさを感じるまろやかで瀞みある釉調と、ほんのごくわずか朱みを帯びた薄灰の施釉。19世紀初期、ムスティエ/ヴァラージュの小ぶりなオーバル皿です。
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Vieillard Bordeaux Saladier
良質で瀟洒な造形感覚加えて、使い込みやれた具合が器としての雰囲気をぐっと高めています。絵になる器です。19世紀、ヴィエイヤール・ボルドーの輪花鉢。
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Bol à Thé en Faience
中国からヨーロッパにもたらされた把手のない茶用を想定した器形。西洋でありながら東洋とのあわいを感じられることが日本人である自分にとってはとても心地よく、常々好みの品を探しています。ファイアンス焼きのティーボウル。
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Albarello en Faïence à fond bleu
絵付けのない簡略様式とも呼ぶべき器胎全体を青で覆ったアルバレロが、他のヨーロッパ諸国と比べても好んで作られるスペイン。18世紀頃、カタルーニャ地方のアルバレロ。
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Maastricht 6 Toy Dishes 9.7cm
豆皿という概念が殆どなかった西洋の食器文化。ままごと陶器というのは見立ての範疇に入りますが、現代的感覚に立てばやはり気が利いていて嬉しい器です。1900年代初期頃、オランダ。マーストリヒト窯のままごと皿を6枚揃いで。
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Maastricht 6 Toy Dishes 8.4cm
勤勉さを備えつつさらりとした同国らしい窯仕事が、風通しもよく好印象です。1900年代初期頃、オランダ。マーストリヒト窯のままごと皿を6枚揃いで。
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Wedgwood Toy Dish 11cm
見込みやリム幅の比率までをそっくりそのままに食卓用の器のスモールスケールでモデリングされた一品。当たり前のように丁寧なモノ作りをしていた、当時の窯の職人仕事の気配を感じます。19世紀、英国ウェッジウッドのままごと用陶器。
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Tasse en Faience de Normandie
器胎側面にサン・マロ湾上に浮かぶ小島「モン・サン・ミシェル」の文字が読みとれます。19世紀末〜20世紀初期頃、フランス西部ノルマンディー地方のファイアンス製カップ。
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Pichet éponge bleu de Normandie
造形・施釉のどちらもからも地域固有の伝統と美質を感じていただける珍しい佳品。19世紀、ノルマンディー地方より、スポンジウェアのシードル用ピシェ
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Plat Godronné en Faience XVIIe
ファイアンス焼きの起源であるルネサンス期のイタリアが本歌とされ、ヨーロッパ各国に伝わったとされるカタチ。17世紀後期頃のフランスより、輪花の装飾皿。
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Petit Pichet de Provence
ころんとした佇まいに落ち着いた彩度、仄かな貫入。土地の気候風土を反映した褐釉のまだら模様は朗らかで明るい印象を受けます。プロヴァンスのガール県近郊で好んで作られた小さな水差し
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Assiette en Faience de Moustiers
類例の少ない非常に珍しい意匠です。同地の焼物は、18世紀末頃から量産への舵取りが顕著になりますが、そうなる一世代前の作りだろうことが判ります。18世紀半ば〜末頃。プロヴァンス地方、ムスティエ焼きの灰釉皿。
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Assiette en Faience de Moustiers/Varages
土地の気候風土が感じられる、程よく肩の力が抜けた穏当でおおらかなエレガントは、この時代の同地の工芸品らしく魅力的です。18世紀後期の南フランス、ムスティエ・ヴァラージュのリム皿。
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Pexonne Plat Rond 30cm
上品でやさしテールドフェール陶器。この時代のフランスにおけるマニュファクチュアとしての過不足を感じない、気持ちの良い一品です。1900年前後頃、ペクソンヌ窯
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Tasse de Cul Noir
黒というよりは小豆色のやわらかな表情に惹かれます。フランス北西部の伝統的な日用雑器「キュノワール」より、シードルを嗜むのに好んで用いられたとされるタッス。19世紀末頃。
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Pichet de Cul Noir vers 1900
アボガドのようなころんとして愛らしい姿形。雑味のない中庸な佇まいは、現代の暮らしにも自然と溶け込んでくれると感じます。1900年代初頭頃、キュノワール。
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Montereau Assiette Octogonale vers 1830
淡く深く刻まれた経年の古色。器であることを保ちながら、200年という時間を確かに内包しています。1830年前後頃、モントロー窯のオクトゴナル皿。
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Chantilly Assiette Octogonale vers 1790-1805
作陶初期の貴族性と、革命後、作陶最盛期のブルジョワ性との狭間で、二世代を「橋渡し」をするかたちで、ごく短期間に存在感を示したシャンティイのファイアンスフィーヌより、オクトゴナル皿。1790〜1805年頃。
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Assiette Octogonale vers 1820-40
一般的なファイアンスフィーヌと初期のテールドフェールの性質が混交したような、とても珍しい作りのオクトゴナル深皿を見つけました。細やかな張りめぐった貫入にできた古色に何より惹かれます。1820〜40年代頃、フランス。
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Creil Petite Assiette Octogonale
涼しげなノーブルを纏った佇まい。テールドピップらしいゆららかな表情の白色には、実直な清廉さを感じます。1810〜30年頃、合併前のクレイユ窯より、ファイアンスフィーヌ、ちいさめのオクトゴナル皿です。
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Montereau Plat Carré en Faience fine
上質陶器/ファイアンスフィーヌの美質である陶胎の薄さと釉の高い透明度により緊張感を纏いつつ、プロダクトとしての実直さも備えています。1830年代頃、初期モントローの角皿です。
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Creil et Montereau Pletit Plat Creuse
大きすぎない寸法とわずかな深さ。リム幅は狭めでゆとりをとった見込み。定番とも呼べる白釉の半陶半磁器ですが、ちょっと珍しい設計の妙になんとも惹かれた1枚です。19世紀末頃、クレイユ・エ・モントロー社のリム深皿。
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Plat en Faience de Moustiers/Varages
程よく肩の力が抜けた穏当でおおらかなエレガントは、この時代の同地の工芸品らしく魅力的です。18世紀後期、ムスティエ・ヴァラージュ焼きの白釉皿です。
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Digoin Sarreguemines Assiette épaisse
修道院や宿舎といった公的な場所の食堂で日常使いされた半陶半磁の厚皿。フランスのテールドフェールらしい柔らかな肌合いに、質実剛健を感じるタフな佇まい。相反する要素を合わせ備えた塩梅のよさこそが魅力ですね。1920年代頃、ディゴワン・サルグミンヌ。
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Badonviller Assiette épaisse
修道院や宿舎といった公的な場所の食堂で日常使いされた半陶半磁の厚皿。フランスのテールドフェールらしい柔らかな肌合いに、質実剛健を感じるタフな佇まい。相反する要素を合わせ備えた塩梅のよさこそが魅力ですね。1920年代頃、バドンヴィレ。
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Assiette en Faience de Moustiers/Varages
一般的に知られる白釉と比べると仄かに青磁のようなニュアンスを帯びており、どこか東洋の陶器にも通じるような滋味は、食卓のしつらえの和洋も問わないだろうと思います。18世紀半ば頃、プロヴァンス。
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Vieux Paris Tasse et Sous-tasse
革命後のパリ市民の田舎趣味の一端が垣間見える、長閑で愛らしい風景画は魅力的。華美に寄らない素朴な筆触に癒されます。19世紀、パリ窯のカップ&ソーサーです。
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Factory-made Slipware Child's Mug
造形は精密ながら、緊張をほぐすような緩やかな施釉に惹かれました。1810〜40年頃の英国より、工場製スリップウェアのチャイルズマグ。
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Assiette en Faience fine/Creamware
やわらかな象牙のマチエールに、古典建築を想起させる装飾リム。伝統的な西洋工芸固有の気配を纏いながら、絢爛になり過ぎることのない控えめな印象で今の時代との親和性も感じます。1800年代初頭頃の軟陶皿。
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Creil Moutardier sans couvercle
やわらかな曲線を生かしつつ端正な造形に加わった細描きの輪線文のやさしい緊張感がなんとも好ましいです。愛らしくも、穏当なノーブルを湛えたパリ近郊のブルジョワ的気配を纏った佳品。1820〜30年代頃、初期クレイユ窯。
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Musique sur Faïence
音楽がモチーフに描かれたいたことが目に留めるきっかけでした。とは言え、手元に寄せたいと心動かされたのは、描き足していくにおけるセンスと、経年の古色の塩梅のよさ故です。18世紀、フランスのファイアンス焼き色絵皿。
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Lèchefrite en terre cuite
素朴で雰囲気ある茶釉の表情に、ぐっとこちらを惹きつける存在感は王道然としています。当時の庶民の暮らしぶりを想像したくなる、西洋らしい古陶器です。レッシュフリットの名で知られる調理用の耐熱皿。
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Creil Assiette Dodecagonale vers 1800-30
直線美と彫刻的な陰影が食卓を引き締め、控えめな品の良さは、添える料理をぐっと引き立てくれます。ファイアンスフィーヌ、テール・ド・ピップ。1800〜30年代頃、初期クレイユ窯のドデカゴナル、十二角皿です。
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Tasse de Normandie
フランス北西部の伝統的な「キュノワール」は好事家には広く知られているところですが、19世紀末頃、背面に青・黄・灰、等々のさまざまな釉薬を用いた色彩豊かな手が少ないながら作られたことは、あまり知られていないかもしれません。ノルマンディー地方のシードル用タッス。
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Pichet à Cidre Cul Noir
道具箱と作業用の椅子だけを持って行商し、町を訪れては大きな声で「壊れた陶磁器はないか!」と呼びかける。そんなさすらいの修繕屋が、きっと直してくれたのでしょう。19世紀、ブリキ直しのキュノワール水差しです。
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Art Populaire sur Faïence
確固たる様式美は、フランスの錫釉陶器がもつ魅力の一つですが、寧ろ寧ろ民衆芸術としてのパーソナルな気配こそを一層つよく感じます。18世紀、フランス地方部のささやかなフォークロア。
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Cul Noir pour Calvados
カルヴァドス盃を主な用途として想定し造られたものだろうと考えています。19世紀末頃、ノルマンディー地方より、簡素な佇まいが好ましい、掌に収まる程にちいさな筒形のキュノワール。
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Creil et Montereau Grand Pot à Contiture
雑味のないミニマルな造りが好きで、見つけたときには仕入れるようにしています。バルリュエ社、1876〜1884年頃。クレイユエモントローのコンフィチュールポットです。
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English Ironstone Lim Plate
フェザーリムに藍の輪線という18世紀以来のクラシックを踏まえつつ、浮き彫りのコントラストが控えめで、気のおけない佇まい。1900年頃、英国製のリム皿です。
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Digoin Sarreguemines Petit Pichet 11.4cm
さまざまな寸法で存在する、この時代の窯を象徴するカタチの1つでもある水差しですが、殊にこの寸法にこそ狙いを定めて普段から探しています。1920年代頃、ディゴワンの水差し。高11.4センチ。
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