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Items / Pottery

Creil et Montereau Assiette effet patiné

 

1867-76年頃、ルブッフ・ミリエ社 (Lebeuf Milliet et Cie) 経営による盛期クレイユ エ モントローで作陶されたリム皿。クープランで定番的に紹介を重ねている無加飾ミドルサイズの白釉皿のなかでも、なかなか見つからない古手の作陶品です。

今回紹介する個体の魅力は、なんと言っても見込みの表情です。表情勝ち。クレイユエモントローならではのエッジが効いた端正なモデリング、上品な施釉に、素朴でかせた風合いが合わさる具合が堪りません。

共有いただける方がいたら嬉しいなと思うところです。

 

Creil et Montereau (クレイユ エ モントロー)

1796年に開窯したクレイユ、1700年代前半から陶器の製造を行っていたモントローとが、1840年に合併してできたのが陶器会社クレイユ エ モントロー。1920年にはショワジールロワと合併し、社名をHBCM (Hyppolyte-Boulanger Creil Montereau) と変更し、1955年まで陶器の製造を続けました。

マテリアルは当時の主流であったテールドフェール(半陶半磁器)が主。

パリのブルジョワジーを顧客に陶器製造を続けていたクレイユエモントローの器は、当時のフランス古陶ならではの気配、空気感を纏ったものが多く、19世紀フランスアンティーク陶器の王道の1つとして、愛好家も多いです。

クープランでは、骨董品ならではの儚さとフランスらしい装飾性が同居したクレイユエモントローの作陶品を探し選び、ご紹介しています。

 

Terre de fer (テールドフェール)

技術的・技法的というよりは、商用的な言葉としての側面のほうが強いため語義は多岐にわたり、厳密な定義付けをすることは難しいですが、1800年代初期までの繊細なファイアンスフィーヌ陶器の少量生産を経て、1800年代半ば以降に台頭する市民社会に向けて量産されるようになった、より実用的で磁器質の強い陶器(半陶半磁器)のことを指してフランス語では「テールドフェール」と呼びます。

それ以前の陶器に比べると、主原料である粘土に磁器生産に使われるカオリンや長石がより多く加えられ、釉薬はホウ砂が主原料となっています。

生産者の匂いが感じられる不均一な施釉や経年による貫入といった古い陶器ならではの不安定さと、ある程度量産化が整備された時代の陶器ならではの実直な佇まい。双方が同居した過渡期的バランス感覚は、今の暮らしに溶け込んだときに、無理のない心地よさを生んでくれるなと感じています。

クープランの定番品です。

クレイユエモントロー、ショワジールロワ、ジアン、サルグミンヌ等々。当時のフランスにおける陶器製造の中心にいた様々な陶磁器窯で、多様なテールドフェールの器が作られました。

 


 

Size: φ21.5cm H3cm

(ご売約済)

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