Diary

ヨーロッパ旅日記 2023.02.14

 

200歳を越える古いパリの二つ星ホテル。予約はウェブサイト経由ではできず、電話やメールで依頼する。オーナーが変わったのか、スタッフが一新され、近頃は前金を求めれるようになった、求められないこともある。徹底なんてしていない。

チェックアウトの折、つんっとしたブロンド髪のコンシェルジュに前払い済みの旨を伝えたところ、受け取っていないわ、一瞥だけされ言われてしまった。ほら、これだ。

たしかに払ったよ。もう一度伝えても口座の履歴を調べてくれる様子はない。嫌われたかな。

ちょっと待ってね、仕方がないのでこちらで送金を追いスマートフォンの画面で掲示。あら本当ね?何事もなかったかのように、すぐに減額対応をしてくれる。

日本人の性分で、空気が澱んでいるのも苦手で、なんだかお手間かけてごめんね。そう伝えた。

まぁいいわよ、気にしないで。

ん?

あれ?なんで。

謝ってしまったものね。残金の支払い終えて、コートのポケットから用意していた小袋入りのかりんとうをとりだして彼女に挙げる。また来るよ。頬が不意にゆるんで、朗らかで柔和な笑顔をみせてくれた。変わっていく細部もあるけれど、嫌よいやよと好きな街は、やっぱり健在。マダム、仕事お疲れさま。

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