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Curiosité / Items

19th Century “Provence Quilt”

 

在りし日の手仕事。19世紀、美しい純白の南仏キルトの紹介です。

キルティングのふくよかな繊細さと、当時の生活の気配を感じるくったりとした風合い。布肌のきめ細やかさ。何より微に入り細に穿った縫製の見惚れる美しさ。触れ、眺め、その上質さに感嘆させられる素晴らしい一品です。

プロヴァンスやラングドックの女性たちは、シンプルでいて気が遠くなるようなキルト縫製を通して、心の平穏を整え、品位を高め、淑女としての佇まいを身につけたそうです。また純白のキルトは、かのマリーアントワネットが、自然回帰嗜好のなかで愛したことでも知られています。

南フランスの伝統であり、アイデンティティとすら呼べる美しい手仕事、その最良のカタチ。こうした美しい純白キルトを紹介できることを、当地に携わる古物商として幸せに思います。

(ご売約済)

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