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Curiosité / Items

Petit Assiette de Delft XVIIème

 

18世紀、デルフト焼きの小皿は、当時は絵皿のようにしても嗜好されたと言います。

シノワズリによる藍彩。描き手の東洋情景が生んだ見込みの有機的な草木模様に対して、均等なリズムで幾何学的に配されたリムの装飾趣向からは、西洋固有の啓蒙主義的美意識の工芸における萌芽も感じられます。口縁の黄釉輪線も当時の様式美の1つですが、さり気なくて上品です。

総柄ながら小さな寸法というのが好ましく、菓子皿として、銘々皿として、この時代の西洋人が捉えた東洋を、色濃くも心地よく捉えお楽しみいただける1枚だと思います。

 


 

約 直径16 / 高2.5センチ

(ご売約済)

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