18th Century Enamel Glass Bottle
どこか間の抜けた朗らかな白鳩の表情に惹きつけられてしまいました。ドイツ、オーストリアを中心に、スイスやフランスのジュラ地方から中欧諸国に至る地域一体で、当時好んで作られた18世紀、エナメル絵付けの祝祭用酒瓶です。
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18-19th Century Valkbräda
乾いた松材の肌合いと凹凸が生む陰影に吸い込まれるようにして心惹かれました。18世紀末〜19世紀初期頃のスウェーデンの縮絨板。
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Platre Ancien
バルビゾン派の潮流を経て自然主義的な農村や田園風景に光があたり、無骨な男性の左手は、画家にとって愛で慈しむべき存在へと変わりました。かつてのアトリエの情景を思い浮かべながら。1900年頃、パリ近郊。石膏。
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Karl Seiter|Sitzende Frau
自然との共生と静寂という寓意。牧歌的な瞑想・休息・内省の気配は癒しを生み、省察を促してくれるように感じます。カール・ザイターによる座る女性像。ニンフ。
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Dinette Service à café en Porcelaine
19世紀以来、ヨーロッパの家庭で女の子たちに親しまれた玩具。パリのクリニャンクール蚤の市で見つけてきた白磁製のドールハウスコーヒーセット。
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Allmogefat, 1850-tal
乾いた湿度とでも形容できるような、さらりとした手触りと指の温度を受け止めてくれる柔らかさ。経年による古色。19世紀中葉、スウェーデンの木皿、転じて木地盆です。
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Trätallrik, 18-1900-tal
リムを配しているからこそフォーマルな印象があり、そこに木工芸品の温かさと経年した乾いた表情が混じり合うことで、すてきな景色を作ってくれます。19世紀、スウェーデンのリム小皿。
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Rotkorg/Ostkorg
古くはスカンジナビア半島のトナカイ遊牧民として知られるサーミの人々の文化に由来し、18世紀頃からスウェーデン全土の農村部の日常生活で親しまれていた根編み籠ロートコリ。オストコーリとも呼ばれるチーズ型です。
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Petit Coffret à Bijoux Normand
彩度を抑えた紺青色に簡素な五弁花のスイレンは、土地の象徴的なスタイルです。時計や宝石を収めました。19世紀初期〜半ば頃、ノルマンディー地方の小さな色彩木箱。
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17th Century Fragment of Majolica
デルフト産の陶器が趨勢を極めヨーロッパ中を席巻し「デルフト焼き」としての名と存在を確率する前時代に、オランダ各地で焼かれていたルネサンス期イタリア由来の陶器、マジョリカ焼き。17世紀の出土陶片。
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Trivet en fer forgé
鍋や薬缶を添えるにおいて、最も合理的で簡素な作りながら、道具の特性としての無骨さと素朴な佇まいからは、古き鍛冶屋による精巧で細やかな職人仕事の感性が仄かに香り、ゆららかな鉄味にも味わいがあります。19世紀初期頃、古い蓮鉄製のトリベット。
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3 Oiseaux en plomb vers 1920
19世紀〜20世紀前半頃まで男の子の玩具の定番品であったミニチュアのジオラマ人形。アンデルセンの童話「スズの兵隊」は、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。農場風景を構成した一群から、鶏と鳩を3匹選んできました。
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Petit étui à Mètre ruban vers 1900
手描きでディエップ(Dieppe)の文字。イギリス海峡に面したノルマンディー地方の港町です。当時、きっと町の日用雑貨屋で売られたのですね。愛らしくて精巧な、状態の良いものを見つけることができました。小さな古い巻尺。
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Fourchette à Rôti en Fer forgé
唐草文のような小気味良い螺旋装飾。暖炉脇に飾ることを踏まえた、遊び心すら感じる意匠性に何より惹かれ、ざらりとした柔らかな鉄味も雰囲気があります。18世紀頃、フランスの蓮鉄製肉叉。
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Bourse à Jeton
かつて賭博は富裕層にとって嗜みであり、またささやかな気晴らしでもありました。ブルス・ア・ジュトン。19世紀に代用貨幣を収納するために用いられた巾着袋です
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Stammhaus "Stringel" in Karlstadt
いつかの誰かのちいさな物語。そういうものに触れたくて、この仕事をしています。蔦に覆われた煉瓦造りの館から、そこに住む子供たちが毎日のように駆け出していってた時代に、勝手な想いを巡らせます。G.パヴリチェックによる、カールシュタットの生家。
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Petit Assiette de Delft XVIIème
シノワズリによる藍絵。描き手の東洋情景が生んだ見込みの有機的な草木模様に比して、均等なリズムで幾何学的に配されたリムの装飾趣向からは、西洋固有の啓蒙主義的美意識の工芸における萌芽も感じられます。18世紀、デルフト焼きの小皿。
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Petit coffret en bois vers 1800
農耕ができない厳しい冬籠りの時期に、女性は羊毛紡ぎをし、男性たちはさまざまな手彫りによる木工調度品が作ったといいます。18世後期〜19世紀初期頃、フランス・アルプス。手彫りのちいさなコフレ。
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Assiettes Ko-Imari ver 1700
凛花の器形で染付や陽刻もないシンプルな白磁というのはあまりありませんね。西洋古物を専門とする当店ですが、すっと手が伸びました。江戸中期、古伊万里の白磁長皿です。
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Panier de fromage suédois
西欧ではあまり見かけないこの造りが好きで、以前から扱ってきました。今回紹介の個体は枷せた木肌と抑えられた彩度が抜群に雰囲気があります。19世紀のスウェーデンで、木の根を編み成形されたチーズの水切り籠。
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Ancien jeu de Cheval en bois
かつての農村の日常景色が、子どもの玩具のモチーフ1つからも感じとれるでしょうか。パリのセーヌ左岸、年に一度だけ近隣に住む人々によって催される瀟洒な蚤の市で見つけた木馬と馬車です。
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Cuillère en bois XVIIIème siècle
眺め共鳴し、愛でていきたい。そんなささやかなコレクション。探しはすれど、なかなか見つからない古い木匙。恐らくは18世紀の造りと思しき一品は、パリの蚤の市で仕入れました。
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Panier en Vannerie fine
18世紀頃から20世紀半ば頃までフランスで栄えたヴァヌリー(枝編み細工)の文化。柔軟性があり加工性に優れた籐を軸に、用途に応じて多種多様な枝、茎、藁も活用しながら、日常の生活道具が作られました。推定19世紀末頃、繊細なヴァヌリーフィーヌ。
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English Vintager Chair
一にも二にも木肌の表情に惹かれました。長く座られ続けることでこそ生まれるとろりとした質感に、朗らかで素朴な佇まいが好ましいです。20世紀中葉、イギリスのダイニングチェアです。
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Gourde de Berger du XIXe Siècle
質実とした堅牢で丁寧な作りと、実際の生活のなかで使われ色褪せやれた具合。19世紀、フランス中部の山岳地帯からウブだされた羊飼いが作り用いた革製水筒です。
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Panneau gothique du XVe Siècle
経年した古材の肌艶は雰囲気があり、朽ち剥落した全体から仄かに侘しさも感じられます。様式特有の仰々しさが抑制された、品のある素朴に心惹かれました。ゴシック様式後期。15世紀頃、フランスのオーク材パネル。
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Petit Cadre Doré
線を繋いで構成された実直さで、余白をクラシックにさり気なく引き締める。さり気ない金彩は光を湛えながらも、華美に寄らず、むしろ素朴を感じます。19世紀後期頃、フランス。
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Huile sur toile du Harem
ヨーロッパでは数多見かける、それを生業にしていたわけではない(だろう)名の残されていない画家達のなかから、すっと惹かれる作品を探します。1900年代初期頃、オランダのハーレム近郊で描かれた油彩画です。
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Tableau Nature Morte
器に盛り付けられた豊かな実り。細部の細やかさと全体のおおらかさ。描き手の想いがにじみでてくるような筆触には、名もなき無名の絵画の中庸でやわらかな包容力があります。1900年代初期、南フランス。
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Rat de Cave - Queue de Cochon
かつてのアールポピュレール、美しい民芸道具。18世紀 - 19世紀初期、ワインの貯蔵庫であったりの暗がりを灯すために作られ使われた、古い鉄製の燭台ラ・ド・カーヴです。
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Le romantisme
ロマン主義の芽生。控えめなエレガントさを湛えた、そういうブルジョワが生きた古き時代。 あるいは彼が社交場で聴いたのは、ショパンの弾くバラードやノクターンだったかもしれない。19世紀初期パリ、油彩。
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18th Century Enamel Glass Bottle
小ささゆえに色彩が外ではなく内に向かっていくような密度が感じられて、宝石とも呼びたくなるような趣があります。18世紀の祝祭用酒瓶です。
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Aquarelle au Bord de l'eau
岸には停泊した手漕ぎの木舟。遠くには佇む橙の帆と羽を広げた2羽の鴎。マジックアワーは切なくて温かい。描かれているモチーフを越えて、名の知られていない画家に惹かれ、彼が絵を描く傍らに座っていたいと空想する。E.リオタール(E.Liautard)。1900年代、フランス。
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Ours à Paris
色あせ、悴せ、生地はほつれ。それでも大切にされ刻んできた時間。 胴の不器用で懸命な直しも、そんな物語を伝えてくれますね。 健気にやさしく佇む。パリから届いたテディベア、1900年代初期。
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Mirror Mercure circa 18th Cencury
推定18世紀、英国から届いたメルキュールの金彩鏡。かせた古い金彩は、目を凝らすと細やかな小花柄が覗く。木彫り装飾は牧歌を感じる作りで、穏やかさがあり、そこに英国らしさを感じます。老練に素朴な可憐。空間を彩り落ち着ける、素敵な一品です。
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Joli petit tableau sur bois
漕ぎたたんとしている小舟と舟乗りの男たち。女性は帰りを待つ妻でしょうか。脇には櫂、アンカー、錨綱といった船具。海の向こうがわには、佇む大型船。両手に収まるくらいのちいさな木板に詰まった、豊かで心温まる世界。パリで見つけた油彩による素朴派を感じる板絵です。
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Fragment de meuble du XVIe Siècle
ゴシックの様式美を踏襲した律動的な抽象文様に、2箇所のロゼット文様は今の眼ではささやかな自然描写とも捉えられるでしょうか。推定16世紀頃、フランス。近世初期の家具残欠。
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Ancien Plat en bois massif
南フランスで仕入れた美しい木皿。木という民衆的なマテリアルを、旋盤により端正的に都会的に仕上げた、その佇まいに心惹かれました。東洋的感性との親和を感じますが、西洋の古木皿としては、非常に珍しい印象の品。その塩梅に目を留めてくださる方がいらっしゃたらと思うところです。
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Nature Morte XIXème
ヨーロッパのクラシカルでごく基本的な構図を、彩度抑えて、描きすぎることなく素朴に丁寧に。 描き手の人柄が伝わってくるようです。パリから届いた果実の油彩画。19世紀。
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19th Century Smoker's Armchair
パブや酒場で、パイプをくゆらせながらエールビールやコーヒーを嗜んだことから「スモーカーズチェア」の俗称でも知られるスタイル。実直でいて品のある佇まい。19世紀英国の美しいローバックウィンザーチェアです。
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