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Curiosité / Items

Tabatiere époque Napoleonn iii

 

19世紀後期ナポレオントロワ様式、朱色のタバティエール、嗅ぎ煙草容れです。

貴族や有産階級における嗜みでもあった嗅ぎタバコのための小箱、タバティエール。煙草の粉末をタバティエールに容れておき、親指をつかい鼻から吸引することで、匂いを嗅ぎました。

富を示すため、多様な細工品が作られため、その個性を比べることも愉しいのです。紹介は、ブルジョワ文化の芳香がするパピエマシェ(張子の紙細工)による一品。

時を経て褪せた彩色からは、古物としての健やかさを感じます。

側面には「JE SAIS ME PRIVER」。私は慎ましく在るということを知っている、くらいの意味でしょうか。富を示すと前述しましたが、ブルジョワ階級の在り方の多様性が垣間見える、好ましい一筆です。

(ご売約済)

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